2024.11.15 00:00偉人『樹木希林 第2弾 死生観』2018年9月15日この世から旅経って早4年、彼女の残した言葉が現代人の心を掴んで離さない。歯に衣着せぬ発言の裏にある彼女の考え方を知れば知るほど確信をついてくるその言葉や生き方に奥深さ感じハッとさせられるのである。彼女の言葉で繰り返し出てくるいくつかの言葉がとても気になっている。その中で最も気になった言葉が『成熟』である。彼女の意味する成熟とは一体なんであろうか。私が勝手に彼女の熟成を解釈するの...
2024.11.08 00:00偉人『樹木希林 第1弾』今週月曜2024年11月4日の提案記事は『命についてどう伝えるか』の記事を書きながらふと頂いた本のことを思い出した。その本とは樹木希林氏にまつわるものだ。ある時から彼女の出演する番組での発言を耳にし興味深い人物だと私の受信機が作動したのである。彼女を知る度にその生きていく姿勢や考え方がどこから来るのか探ろうとし、それ以上に彼女が娘也哉子さんに施した育て方が脳裏に引っかかって仕方がないのであった。彼...
2024.11.01 00:00偉人『モハメド・アリ』モハメド・アリことカシアス・マーセラス・クレイ・ジュニアは1942年1月17日、アメリカケンタッキー州ルイビルの中流家庭で生まれ育った。今回彼を取り上げるのは勿論今週月曜日2024年10月28日の子育てサジェスチョン『子供のハング精神の育み方』記事を描いたからだ。
2024.10.25 00:00偉人『ハワード・シュルツ』スタバはサードプレイスとして商品に加え居心地が良い特別な場所と顧客に向けられるサービスという付加価値を提供する店である。コーヒーの香ばしい香り、思考を妨げないBGM、自分好みのカスタマイズできる商品、そして何より働き手が顧客に与えるスマートさがベタベタな顧客対応とは真逆の爽やかさがなぜか癖になる。自分だけに向けられるサービスの提供が入店直後から店を出るまで感じる特別感が消費者にとっては高い値段をも...
2024.10.18 00:00偉人『美空ひばりの母』誰もが知る日本歌謡の女王といえば美空ひばり。彼女を語るには母 加藤喜美枝を抜きに語ることはできないほど堅い絆で結ばれた母と娘である。ここで今週の提案記事(2024年10月14日)『上手くいかない時に掛ける言葉』を念頭に、美空ひばりの母が娘ひばりに掛けた言葉とその真意について今回は考えてみることとする。美空ひばりの芸の道は9歳で楽団を率いて舞台に立つことから出発した。子供でありながら大人顔負けの歌い...
2024.10.11 00:00偉人『エクトル・ベルリオーズ』フランス生まれのロマン派の作曲家エクトル・ベルリオーズを取り上げる。近代管弦楽法の父と呼ばれるベルリオーズは一般的には知られていない音楽家である。もしかするとディズニの『おしゃれキャット』に登場する猫のキャラクターベルリオーズを想像している方もいるかも知れぬが、そのキャラクターのベルリオーズは音楽家のベルリオーズに由来していることをどれだけのディズニーファンが知っているであろうか。こう考えると現代...
2024.10.04 00:00偉人『タマラ・ド・レンピッカ』1920年代フランスで活躍したロシア系ポーランド人のタマラ・レンピッカ。貪欲なまでに計算し尽くし生き切った妖艶な女性であり、アール・デコを芸術の域に押し上げた女流画家でもある。人一倍プライドが高く、上流階級で生きることに執念を燃やし夫ではその生活水準が維持できないと判断すると画家として生計を立てることを決断した強い女性でもある。
2024.09.27 00:00偉人『マルセル・デュシャン』今週の提案記事は『アートでわからないを楽しむ』記事を書いたことにより偉人はやはり難解な芸術を生み出した20世紀を代表するフランス人現代アートの巨匠マルセル・デュシャンを取り上げる。またブログ自体難解にしてみようという試みであるが・・・うまくいくだろうか。書き直しのない読み返さない一発勝負である。
2024.09.20 00:00偉人『マリリン・モンロー』今週の月曜の提案記事が誕生日にまつわるものであったため当初は世界的な誕生日の歌である『Happy birthday to you』を作ったアメリカのヒル姉妹にするか、それともスティビー・ワンダー氏にするかの2択で記事構想尾を進めていた。すると幼い生徒さんのクーイング動画を見て、誕生がアメリカ建国記念日だったなと考えていると突然ケネディ元大統領が浮かび間置かずマリリン・モンローが登場したという訳であ...
2024.09.06 00:00偉人『ヨハンナ・シュピーリ第2弾』前回2024年8月30日偉人『ヨハンナ・シュピーリ』の記事に続き今回は第2弾彼女の作品『アルプスの少女ハイジ』より児童文学に移行するために子供達が何を汲み取る力を獲得するべきなのかを作品から考えてみたいと思う。その前に少しだけ児童文学について話しておくと、名作と言われる児童文学を読み解くためには文字が読め言葉を知り文章を理解するだけの力が必要である。その上で人々の生活や習慣・文化・歴史・時代背景・...
2024.08.30 00:00偉人『ヨハンナ・シュピーリ』ヨハンナ・シュピーリ、彼女の名前を出しどのような人物なのかを容易に想像できる人は少ない。しかし『アルプスの少女ハイジ』と付け加えると大概の人は作者だと推測できるようだ。『アルプスの少女ハイジ』は児童文学のパイオニア的存在に位置しながら作者自身の知名度がなぜか低い。また彼女の児童文学には鋭い視点での問題提起がそこかしこに存在し当時の子供達や女性たちが置かれている厳しい状況に目を向けることができる特殊...
2024.08.23 00:00偉人『北条政子』日本の三代悪女豊臣秀吉の妻淀君、足利義政の妻日野富子、そして源頼朝の妻北条政子がいる。その中で悪女として名が挙がることの多い北条政子であるが、私は彼女ほど家臣や子供の深層心理に深く向き合った人物はいないと考えている。