2025.04.25 00:00偉人『松本零士』今週は4月20日の提案絵本『おやすみなさい』に始まり、4月21日月曜の提案『睡眠への誘い』という流れで睡眠に関わる記事を配信してきた。ということで幼い頃の私が寝る前に勝手に想像の旅に出る手段として活用していたアニメの『銀河鐵道999』の原作者である松本零士氏を取り上げる。
2025.04.18 00:00偉人『斎藤輝子』とある番組でバイオリニストの高嶋ちさ子氏は職業は何かと問われ即座に「100%母親業である。」と答えていた。その発言とは対照的なのが今回取り上げる斎藤輝子である。これまでに何度もアナウンスしているが斎藤輝子は短歌人の斎藤茂吉の妻であり、精神科医でエッセイストの斎藤茂太とこれまた精神科医であり作家の北杜夫の母親である。
2025.04.11 00:00偉人『北杜夫』『どくとるマンボウ航海記』は私が小学生の頃に家の書棚に置いてあり、なぜかふと手に取り読んでみようと思い立ったのであるが、小学校入学したばかりの私には読めない漢字があり父にねだって読んでもらった作品である。がしかし小学校低学年でこの物語を理解していた記憶があるかといえば無く、父のあぐらの上に座っていた記憶と本の表紙の記憶しかない。しかし中学で再びこの『どくとるマンボウ航海記』を読むと所々に散りばめら...
2025.04.04 00:00偉人『斎藤茂太』モタさんこと斎藤茂太氏は精神科でエッセイストでもあり、彼の言葉は多くの人々を励まし生き方について考えさせてくれた。白髪に白ひげを蓄えた柔和な表情で悩める人をスッポリと包み、彼が発信する人生経験に裏打ちされた言葉がどれだけ多くの人々の背中を後押しただろうか。私もその一人でモタさんの言葉で多くの学びをさせてもらい、彼の書いた170以上の作品読破に向け現在挑戦中である。彼の言葉には大いに納得し膝をポンと...
2025.03.28 00:00偉人『斎藤茂吉』斎藤茂吉といえば短歌人として中学高校で学習した「死にたまふ母」の連作が頭をよぎるのであるが、それよりも私の場合は中学の頃に読んだ斎藤茂吉の次男北杜夫氏の『どくとるマンボウ航海記』を皮切りに読んだシリーズが印象深い。そして彼の長男であるモタ先生こと斎藤茂太氏の精神科医としての名言を綴った『心が晴れる言葉』『気持ちの整理』などの著作も面白いと感じたものである。また孫は随筆家の斎藤由香氏とくれば齋藤茂吉...
2025.03.07 00:00偉人『エドゥアルト・グリーグ』春といえばジャンル問わず思い浮かべる曲が何曲もあるがその中からまだ取り上げていない偉人は誰がいるのかとあれこれ考えてみた。すると作曲家エドゥアルト・グリーグをふと思い出したのである。グリーグといえば『ペール・ギュント』を思い出す人も多いかも知れぬがグリーグはシューマンの音楽の流れを受け継いだ美しい曲とノルウェーの民族的音楽を盛り込んだ作品を多く作曲している。特に抒情小曲集第3巻『春に寄す』の美しい...
2025.02.28 00:00偉人『与謝蕪村』今回取り上げる偉人は与謝蕪村である。多くの人は蕪村が俳句人であるとの認知であろうが、実は画家としての実績もあり絵師として身を立てようとしていた時期がある。蕪村は同じ年の伊藤若冲の『動植綵絵』30幅を見て若冲には敵わないと悟り江戸絵師の道を断念した。それでも蕪村は絵師になることを諦めきれず、次は山水図の南画(水墨画)で身を立てようとするもこれまた天才絵師の池大雅の存在に道を阻まれ山水図も諦めた。しか...
2025.02.21 00:00偉人『種田山頭火』北海道旭川市に住んでいる頃、家の近くに『山頭火』という名の旭川ラーメン店があった。山頭火のように諸国を歩き回りラーメン道を極めた店主が開いた店なのか、それとも山頭火が愛した酒をラーメンに入れたのか、はたまた山頭火のように定型を打破し新しいものを作り上げたのかと色々想像したのであったが、単なる開業日が3月10日という語呂合わせだった。がものは考えようで看板を見るだけで俳人種田山頭火を思い出させてくれ...
2025.02.14 00:00偉人『聖ヴァレンティヌス』今日はバレンタインデーということでバレンタインデーの起源である実在した人物聖ヴァレンティヌスを取り上げる。毎年このヴァレンティヌス司教を取上げようとしていたのであるが、あまりにも古い人物で出自の情報が探し出せずどうにもこうにも記事がまとまらないということで先送りしていた懸案であった。しかし「やらねばならぬ」ということで視点を変えて記事にまとめてみた。では早速記事を記していこう。バレンタインデーの起...
2025.02.07 00:00偉人『中島董一郎』先日我が家にマヨネーズが無いことに気付いた主人が新聞でキューピーマヨネーズが今年度純利益を出す見通し記事を見付け「我が家は貢献していない」と言い出した。たまたまマヨネーズが切れただけだと言いたいところではあるが、マヨラーの主人の健康を考えて買い控えをしていただけのことである。キューピーといえばジャムやコーン缶詰でお馴染みの『アヲハタ』の存在を思い出す。お気付きの方がいるかも知れぬがキューピーとアヲ...
2025.01.31 00:00偉人?『クリストファー・コロンブス』前回取り上げた偉人がマルコ・ポーロであったことを受け今回は『クリストファー・コロンブス』を取り上げる。ただ彼を偉人として捉えるべきかどうか大いに迷うところだ。改めて偉人の定義とは何かを調べると「偉人とは歴史上優れた仕事を成し遂げ、多くの人から尊敬された人物」とある。では破壊、略奪、殺戮を繰り返し奴隷商人の顔を持つコロンブスを偉人に入れるべきではなく除外されるべき人物なのだ。とはいえこの記事を成立さ...
2025.01.24 00:00偉人『マルコ・ポーロ』「月日は百代の過客にして行き交う年もまた旅人也。船の上に生涯を浮かべ馬の口とらえて老をむかうるものは、日々旅にして、旅を栖とす。・・・表八句を庵の柱に掛けおく。」奥の細道の序文から原文までを子供と共に暗唱していた折、内容を理解した子供がマルコ・ポーロの話題を持ち出した。それ以来私の中では奥の細道=マルコ・ポーロになり、東方見聞録=奥の細道といささか奇妙な連想ゲームが始まるのである。24年というアジ...