2025.10.31 00:00偉人『国木田独歩』料理をしながらふと芸術家や作品のことが頭を過ぎることがある。昨晩主人のリクエストにより肉じゃがを作ることになった。たまたま冷蔵庫から牛肉、じゃがいも・・・と出してふと国木田独歩の『牛肉と馬鈴薯』を思い出したのだ。「国木田独歩かぁ・・・」と連想ゲームが始まるのが常である。その連想ゲームが最終的にどこに辿り着いたかというと雑誌『婦人画報』である。国木田独歩と婦人画報と何の関係が?・・・婦人画報の創始者...
2025.10.24 00:00偉人『ヘンリー・マンシーニNo.2』初めての楽器が管楽器の場合バンドリーダーや作曲家、プロヂューサーになる確率が高いと言われるアメリカ音楽界でその王道を人々の信頼を集めて進んだのがヘンリー・マンシーニその人である。今回は前回の記事『ヘンリー・マンシーニNo.1』(記事はこちら)の流れでマンシーニが多くの仕事関係者からそして家族から愛された理由について述べることとする。
2025.10.17 00:00偉人『ヘンリー・マンシーニ No.1』先週の偉人『ニーノ・ロータ』(記事はこちら)を受けて同じイタリアの血を引く生誕100年の映画音楽家ヘンリー・マンシーニを取り上げる。彼はイタリア系アメリカ人の作曲家・編曲家・指揮者・ピアニストという多面的顔を持ち、映画音楽やテレビ音楽の分野で非常に高い評価を受けた人物である。ニーノ・ロータのように哀愁や物悲しさノスタルジックに溢れる作品とは異なり、とにかく多くの表情を持つ作品が多くその幅の広さに驚...
2025.10.10 00:00偉人『ニーノ・ロータ』秋といえば一年で最も寂しさや切なさを感じやすい季節だという。日照時間が短くなり気温も下がることから心細さを感じたり、人恋しくなり感傷という感情を引き起こすそうだ。中原中也の『曇った秋』や寺田寅彦の『秋の歌』、島崎藤村の『初恋』、ポール・ヴェルレーヌの『秋の歌(落葉)』など詩的な感傷作品を思い浮かべもするのだが、どうしても秋の風のように私の脳内を吹き抜ける名曲を思い出した。シチリア風の旋律に物悲しく...
2025.09.26 00:00偉人『未来の科学者』今週月曜の提案記事は『SDGs12項 つくる責任つかう責任No.5』(記事はこちら)を受けての偉人・・・誰にするか、ワンガリーマータイ(記事はこちら)、レイチェル・カールソン(記事はこちら)、マハトマ・ガンジー(記事はこちら)、若い世代で言えばグレタ・トゥーンベリなどがいるが、偉人記事の選択にもマンネリを感じ妙案はなかろうかと思案すること数日。次世代の子供を未来の偉人にしてしまえと閃いたのである。...
2025.09.19 00:00偉人『フランツ・ヨーゼフ・ハイドン』今週の提案記事は『大きさを測るNo.6時計』(記事はこちら)であるため偉人は誰にすべきか・・・SEIKOの服部金太郎(記事はこちら)はすでに取り上げ済みであり、シチズン(CITIZEN)やカシオ(CASIO)創業者にしようかとも考えたのだが、それでは私らしくもなく芸術の秋であることからやはり時計に関した作品を作り上げた画家もしくは音楽家で行こうと決めたのである。時計に関する画家はサルバトーレ・ダリ...
2025.09.12 00:00偉人『志筑忠雄』江戸時代『重力』という言葉を作った人物志筑忠雄を取り上げる。彼の名前を知る日本人は大変少ないであろう。私も子供と共に重さの学習をスタートさせるまでは頭のどこにもなかった名前である。しかし一度彼の人生を紐解いてみると、なぜ彼が歴史の中に埋もれてしまったのかとても残念である。今回は彼の記した書物で彼の風貌を想像するしかなく、肖像画すら残っていない志筑忠雄とはどのような人物であったのだろうか想像に想像の...
2025.09.05 00:00偉人『アルキメデス』オーダーメイドのレッスン形態を行なっているため幼児であっても円周率に進んでいる生徒が毎年数名存在する。円周率が発見された状況を説明するにも幼児相手には大変難しいことであるが、円周率を発見した人として『アルキメデス』がいたこと、そのアルキメデスがその円周率をどのように発見したかという説明が理解できなくてもいくつかの言葉(π、3.14159・・・、無理数、正6角形、正96角形・・・)を子供達の頭の中に...
2025.08.29 00:00偉人『ジョン・スノウ』イギリスに住んだことのある方ならジョン・スノウという名前に心当たりがある・・・それはパブだと浮かべることもあれば、19世紀のロンドンのコレラ流行を水の汚染と特定した近代 疫学の父だとピンとくることもあるだろう。今回取り上げるのは後者のコレラ流行で安全な飲料水の必要性を実証した麻酔科医ジョン・スノウを取り上げる。
2025.08.22 00:00偉人『ユークリッド』今回の偉人は紀元前300年頃の「幾何学の父」と呼ばれる古代ギリシャの数学者ユークリッドを取り上げる。あまりご存知ない方のために・・・ユークリッドは面積、体積、角度などの幾何学の基本原理を体系的に整理しまとめ、三角形や長方形、円などの面積の計算方法を理論的に確立した人物である。つまり今日のユークリッド幾何学(初等幾何学)の土台を築いた人物なのである。お時間のある方は今週の提案記事『大きさを測る No...
2025.08.15 00:00偉人『アンディ・ウォーホール』アンディ・ウォーホールは、アメリカのポップアートを代表する画家であり、20世紀の現代美術に多大な影響を与えた人物である。彼の代表作はやはりあのマリリン・モンローを思い浮かべる人が多いだろう。しかし私の場合はキャンベルスープ缶のイメージなのだ。作品を目にする度にトマトだチキンだ。思い入れのあるマシュルームではないのか?ビーフもあるのかと釘付けになったものである。一通りの種類を見た後に「おっ、缶の蓋が...
2025.08.08 00:00偉人『中村哲』2019年12月アフガニスタンの砂漠に水を引き荒地を緑に変え多くの命を救った医師 中村哲氏が、武装集団に襲われ殺害された衝撃のニュースが日本中を駆け巡った。アフガニスタンの情勢は日を追うごとに悪化し、安全確保に細心の注意を払いながら留まり活動を行っていた只中であった。「一発の銃弾より一本の用水路」「水と食料さえあれば現状を変えることができる」「水があれば多くの子供の命が救える」という人道支援に人生...