2025.07.04 00:00偉人『竹久夢二』『大正ロマン』という言葉を生んだのが明治、大正、昭和を生き抜いた画家であり、自由を愛した詩人、乙女心を掴んで離さないデザイナーの肩書きを持つ竹久夢二である。彼の描く作品は夢二式美人画と言われ、大きな目の物憂げな表情に独特な曲線美を持つすらりとした体型、そして艶やかな衣装を纏わせたこれまでに無いモダンでファッショナブルな女性たちの姿であった。竹久夢二の作品が好きかと問われたら夢二独特の女性の表情はな...
2025.06.27 00:00偉人『ダンテ・ゲイブリエル・ロセッティ』今回取り上げるダンテ・ゲイブリエル・ロセッティは前回の偉人『ウイリアム・モリス』と親交があったことは軽く記したが(関連記事はこちら)、今回は美人画の名手として才能があり、絵画だけでなく詩にも才能がありながら二刀流をうまく使いこのせず、身から出た錆で人生の終わりは酷いものであった彼の人生の転落がどこに原因があったのかを紐解いてみる。
2025.06.20 00:00偉人『ウイリアム・モリス』今週は花に関する記事を投稿しておりその関連でまだ取り上げていない芸儒家といえば19世紀のイギリスを代表するデザイナーであり多くの肩書を持つウィリアム・モリスにすることを決めた。彼の述べた言葉に「役に立たないもの、美しいと思えないものを家においてはならない」「幸福の秘密は日常生活の細部に関心を持つことだ」というものがある。王族貴族のためのものであった芸術を一般庶民の生活の中に根付かせた彼の言葉には説...
2025.06.13 00:00偉人『マハトマ・ガンディー』イギリスの庶民地から「非暴力・不服従」の運動を展開して3億人の民衆を味方にインドを独立へと導いた独立の父マハトマ・ガンディーを今回は取り上げる。偉大な魂という意味のマハトマは彼の本名ではなく、民主の思いが彼にこの名前を授けたという経緯がある。そんな民衆を味方に非暴力で独立を勝ち取ったガンディであったが、子育てにおいては目も当てられないような親子間の心の断絶を引き起こし、分かりあうことも許しあうこと...
2025.06.06 00:00偉人『ジョゼフ・ピューリッツァー』ジョゼフ・ピューリッツァーその名前を知らずともピューリッツァー賞というワードを耳にしたことはあるのではないだろうか。このピューリッツァー賞はアメリカのジャーナリズムで最も権威のある賞で受賞はアメリカに関わるものとされている。しかし過去に3人の日本人カメラマンがベトナム戦争や日本における政治家の衝撃的な写真をアメリカの刊行物掲載をし評価され受賞している。一見ジャーナリズムのみに限っているようでもある...
2025.05.30 00:00偉人『ワンガリー・マータイ第2弾』長い人生一つや二つ電撃に打たれたような言葉や物語に出会うことがある。その言葉を心に刻んで人生を歩む者もいれば、時折思い出しふと我に帰る者やそのことにすら気づかない者もいる。今回は取り上げるワンガリー・マータイは感銘を受けた言葉を自分自身の人生の中に取り込んで世界の潮流を変えたのである。今回は彼女の行動の源泉となった南米の民話『ハチドリの一雫』と彼女の活動の幅を広げた日本の『もったいない』との出会い...
2025.05.23 00:00偉人『ワンガリー・マータイ』歴史上強い女性達がいて彼女らの地道で汗と血と涙が滲むような活動によって現代の私達女性が豊かな生活や自由に生きる権利がもたらされたと言ってもいいだろう。日本でも津田梅子(関係記事はこちら)や平塚らいちょう、市川房枝、先日取り上げた赤松良子(関係記事はこちら)など多くの女性達はが立場の弱い女性の権利を獲得し女性の地位向上を目指した活動をしてきた。そして今回取り上げるワンガリー・マータイはケニアの環境保...
2025.05.16 00:00偉人『桂由美』頭にターバンを巻いた姿が印象的な日本のブライダル衣装を牽引したデザイナー桂由美氏は、日本国内でウェディングドレスを着用し式を挙げた新婦が3%しかいない時代に店を開店した。和装での神前式が主流の時代にデパートへの出店を願うも叶わず、自らの店を開店させたが従業員の給料を払うために実家の洋裁学校で講師をしながら収入を得て何とか店を維持していた。そうしながら苦節10年以上を自らの信念に従いウェディングドレ...
2025.05.09 00:00偉人『赤松良子』来週11日は母の日である。いわゆる日本人の女性に人間としての権利を獲得することに尽力をした女性官僚赤松良子氏を取り上げる。彼女は1985年の男女雇用機会均等法の成立に尽力し、女性の地位向上させた立役者と言われる女性官僚の草分け的存在である。細川・羽田内閣では民間人として文部大臣を務め、その後も女性が直面する問題に情熱的に取り組んだ人物でもある。彼女なくしては日本の女性が社会に出て活躍する日はなかっ...
2025.05.02 00:00偉人『アンネ・フランク』多くの人が知っている平和を願う少女として、ナチスドイツの強制収容所で命を落としたユダヤ人として取り上げられることの多いアンネ・フランク、我が家では子供の日前後に彼女の日記を読むことで彼女がもし戦果を潜り抜けていたらどのようなことをして青春を謳歌し、どのように生きていたかということを考えさせ、子供自身がこれからやりたいことは何かということを小学生の頃まで考えさせてきた。そのこともあり自分自身の進む道...
2025.04.25 00:00偉人『松本零士』今週は4月20日の提案絵本『おやすみなさい』に始まり、4月21日月曜の提案『睡眠への誘い』という流れで睡眠に関わる記事を配信してきた。ということで幼い頃の私が寝る前に勝手に想像の旅に出る手段として活用していたアニメの『銀河鐵道999』の原作者である松本零士氏を取り上げる。
2025.04.18 00:00偉人『斎藤輝子』とある番組でバイオリニストの高嶋ちさ子氏は職業は何かと問われ即座に「100%母親業である。」と答えていた。その発言とは対照的なのが今回取り上げる斎藤輝子である。これまでに何度もアナウンスしているが斎藤輝子は短歌人の斎藤茂吉の妻であり、精神科医でエッセイストの斎藤茂太とこれまた精神科医であり作家の北杜夫の母親である。