2025.06.06 00:00偉人『ジョゼフ・ピューリッツァー』ジョゼフ・ピューリッツァーその名前を知らずともピューリッツァー賞というワードを耳にしたことはあるのではないだろうか。このピューリッツァー賞はアメリカのジャーナリズムで最も権威のある賞で受賞はアメリカに関わるものとされている。しかし過去に3人の日本人カメラマンがベトナム戦争や日本における政治家の衝撃的な写真をアメリカの刊行物掲載をし評価され受賞している。一見ジャーナリズムのみに限っているようでもある...
2025.05.30 00:00偉人『ワンガリー・マータイ第2弾』長い人生一つや二つ電撃に打たれたような言葉や物語に出会うことがある。その言葉を心に刻んで人生を歩む者もいれば、時折思い出しふと我に帰る者やそのことにすら気づかない者もいる。今回は取り上げるワンガリー・マータイは感銘を受けた言葉を自分自身の人生の中に取り込んで世界の潮流を変えたのである。今回は彼女の行動の源泉となった南米の民話『ハチドリの一雫』と彼女の活動の幅を広げた日本の『もったいない』との出会い...
2025.05.23 00:00偉人『ワンガリー・マータイ』歴史上強い女性達がいて彼女らの地道で汗と血と涙が滲むような活動によって現代の私達女性が豊かな生活や自由に生きる権利がもたらされたと言ってもいいだろう。日本でも津田梅子(関係記事はこちら)や平塚らいちょう、市川房枝、先日取り上げた赤松良子(関係記事はこちら)など多くの女性達はが立場の弱い女性の権利を獲得し女性の地位向上を目指した活動をしてきた。そして今回取り上げるワンガリー・マータイはケニアの環境保...
2025.05.16 00:00偉人『桂由美』頭にターバンを巻いた姿が印象的な日本のブライダル衣装を牽引したデザイナー桂由美氏は、日本国内でウェディングドレスを着用し式を挙げた新婦が3%しかいない時代に店を開店した。和装での神前式が主流の時代にデパートへの出店を願うも叶わず、自らの店を開店させたが従業員の給料を払うために実家の洋裁学校で講師をしながら収入を得て何とか店を維持していた。そうしながら苦節10年以上を自らの信念に従いウェディングドレ...
2025.05.09 00:00偉人『赤松良子』来週11日は母の日である。いわゆる日本人の女性に人間としての権利を獲得することに尽力をした女性官僚赤松良子氏を取り上げる。彼女は1985年の男女雇用機会均等法の成立に尽力し、女性の地位向上させた立役者と言われる女性官僚の草分け的存在である。細川・羽田内閣では民間人として文部大臣を務め、その後も女性が直面する問題に情熱的に取り組んだ人物でもある。彼女なくしては日本の女性が社会に出て活躍する日はなかっ...
2025.05.02 00:00偉人『アンネ・フランク』多くの人が知っている平和を願う少女として、ナチスドイツの強制収容所で命を落としたユダヤ人として取り上げられることの多いアンネ・フランク、我が家では子供の日前後に彼女の日記を読むことで彼女がもし戦果を潜り抜けていたらどのようなことをして青春を謳歌し、どのように生きていたかということを考えさせ、子供自身がこれからやりたいことは何かということを小学生の頃まで考えさせてきた。そのこともあり自分自身の進む道...
2025.04.25 00:00偉人『松本零士』今週は4月20日の提案絵本『おやすみなさい』に始まり、4月21日月曜の提案『睡眠への誘い』という流れで睡眠に関わる記事を配信してきた。ということで幼い頃の私が寝る前に勝手に想像の旅に出る手段として活用していたアニメの『銀河鐵道999』の原作者である松本零士氏を取り上げる。
2025.04.18 00:00偉人『斎藤輝子』とある番組でバイオリニストの高嶋ちさ子氏は職業は何かと問われ即座に「100%母親業である。」と答えていた。その発言とは対照的なのが今回取り上げる斎藤輝子である。これまでに何度もアナウンスしているが斎藤輝子は短歌人の斎藤茂吉の妻であり、精神科医でエッセイストの斎藤茂太とこれまた精神科医であり作家の北杜夫の母親である。
2025.04.11 00:00偉人『北杜夫』『どくとるマンボウ航海記』は私が小学生の頃に家の書棚に置いてあり、なぜかふと手に取り読んでみようと思い立ったのであるが、小学校入学したばかりの私には読めない漢字があり父にねだって読んでもらった作品である。がしかし小学校低学年でこの物語を理解していた記憶があるかといえば無く、父のあぐらの上に座っていた記憶と本の表紙の記憶しかない。しかし中学で再びこの『どくとるマンボウ航海記』を読むと所々に散りばめら...
2025.04.04 00:00偉人『斎藤茂太』モタさんこと斎藤茂太氏は精神科でエッセイストでもあり、彼の言葉は多くの人々を励まし生き方について考えさせてくれた。白髪に白ひげを蓄えた柔和な表情で悩める人をスッポリと包み、彼が発信する人生経験に裏打ちされた言葉がどれだけ多くの人々の背中を後押しただろうか。私もその一人でモタさんの言葉で多くの学びをさせてもらい、彼の書いた170以上の作品読破に向け現在挑戦中である。彼の言葉には大いに納得し膝をポンと...
2025.03.28 00:00偉人『斎藤茂吉』斎藤茂吉といえば短歌人として中学高校で学習した「死にたまふ母」の連作が頭をよぎるのであるが、それよりも私の場合は中学の頃に読んだ斎藤茂吉の次男北杜夫氏の『どくとるマンボウ航海記』を皮切りに読んだシリーズが印象深い。そして彼の長男であるモタ先生こと斎藤茂太氏の精神科医としての名言を綴った『心が晴れる言葉』『気持ちの整理』などの著作も面白いと感じたものである。また孫は随筆家の斎藤由香氏とくれば齋藤茂吉...
2025.03.07 00:00偉人『エドゥアルト・グリーグ』春といえばジャンル問わず思い浮かべる曲が何曲もあるがその中からまだ取り上げていない偉人は誰がいるのかとあれこれ考えてみた。すると作曲家エドゥアルト・グリーグをふと思い出したのである。グリーグといえば『ペール・ギュント』を思い出す人も多いかも知れぬがグリーグはシューマンの音楽の流れを受け継いだ美しい曲とノルウェーの民族的音楽を盛り込んだ作品を多く作曲している。特に抒情小曲集第3巻『春に寄す』の美しい...