2025.08.22 00:00偉人『ユークリッド』今回の偉人は紀元前300年頃の「幾何学の父」と呼ばれる古代ギリシャの数学者ユークリッドを取り上げる。あまりご存知ない方のために・・・ユークリッドは面積、体積、角度などの幾何学の基本原理を体系的に整理しまとめ、三角形や長方形、円などの面積の計算方法を理論的に確立した人物である。つまり今日のユークリッド幾何学(初等幾何学)の土台を築いた人物なのである。お時間のある方は今週の提案記事『大きさを測る No...
2025.08.15 00:00偉人『アンディ・ウォーホール』アンディ・ウォーホールは、アメリカのポップアートを代表する画家であり、20世紀の現代美術に多大な影響を与えた人物である。彼の代表作はやはりあのマリリン・モンローを思い浮かべる人が多いだろう。しかし私の場合はキャンベルスープ缶のイメージなのだ。作品を目にする度にトマトだチキンだ。思い入れのあるマシュルームではないのか?ビーフもあるのかと釘付けになったものである。一通りの種類を見た後に「おっ、缶の蓋が...
2025.08.08 00:00偉人『中村哲』2019年12月アフガニスタンの砂漠に水を引き荒地を緑に変え多くの命を救った医師 中村哲氏が、武装集団に襲われ殺害された衝撃のニュースが日本中を駆け巡った。アフガニスタンの情勢は日を追うごとに悪化し、安全確保に細心の注意を払いながら留まり活動を行っていた只中であった。「一発の銃弾より一本の用水路」「水と食料さえあれば現状を変えることができる」「水があれば多くの子供の命が救える」という人道支援に人生...
2025.08.01 00:00偉人『ジョルジュ・ブラック』今回取り上げるのは20世紀最大の画家と称されるパブロ・ルイス・ピカソが才能を認め、数年もの間制作を共にしたジョルジュ・ブラックを取り上げる。ジョルジュ・ブラックという名を知っているという人は美術に関心があるか、グラフィックに精通しているか、はたまた音楽関係者であろう。今回なぜ彼を取り上げたか、それは小学校2年生の生徒さんからのリクエストに応えるためである。生徒さんははこれまで夏休みの絵画コンクール...
2025.07.25 00:00偉人『ランドルフ・コールデコット』今週月曜日に取り上げた絵本『その絵ときたら!』(記事はこちら)の主人公であるランドルフ・コールデコットは、19世紀半までの絵本が文字中心だったのに対して、絵と文章を一体化させて物語を生き生きと描写する手法を確立した絵本の革新者である。私の思い出の一冊であるランドルフの『ハートのクイン』は小さな子供でも楽しむことができ、登場人物のハートのクインが作るタルトに憧れ母に作って欲しいとせがんだ懐かしい絵本...
2025.07.18 00:00偉人『エミール・ガレ』ガラス芸術の天才と呼ばれたシャルル・マルタン・エミール・ガレは、フランスのアール・ヌーヴォーを代表するガラス工芸家であり工芸デザイナー、陶芸家、家具デザイナーとして活躍し、その独創的で美しい作品は今もなお人気がある。今回はそのエミール・ガレの幼少期を通して希少で100年を経ても色褪せない芸術の真髄はどこにあるのかを紐解いていきたいと考える。
2025.07.11 00:00偉人『ノーマン・ボーローグ』『ノーマン・ボーローグ』この名前を初めて目にした耳にしたという人は多いであろう。「緑の革命」の父と呼ばれる彼は高収量で病気に強い小麦の品種を開発し、発展途上国(特にメキシコ、インド、パキスタン)に導入し、食料生産量を飛躍的に増加させ飢餓による大量死を防いだとして1970年にノーベル平和賞を受賞したアメリカの農学者である。
2025.07.04 00:00偉人『竹久夢二』『大正ロマン』という言葉を生んだのが明治、大正、昭和を生き抜いた画家であり、自由を愛した詩人、乙女心を掴んで離さないデザイナーの肩書きを持つ竹久夢二である。彼の描く作品は夢二式美人画と言われ、大きな目の物憂げな表情に独特な曲線美を持つすらりとした体型、そして艶やかな衣装を纏わせたこれまでに無いモダンでファッショナブルな女性たちの姿であった。竹久夢二の作品が好きかと問われたら夢二独特の女性の表情はな...
2025.06.27 00:00偉人『ダンテ・ゲイブリエル・ロセッティ』今回取り上げるダンテ・ゲイブリエル・ロセッティは前回の偉人『ウイリアム・モリス』と親交があったことは軽く記したが(関連記事はこちら)、今回は美人画の名手として才能があり、絵画だけでなく詩にも才能がありながら二刀流をうまく使いこのせず、身から出た錆で人生の終わりは酷いものであった彼の人生の転落がどこに原因があったのかを紐解いてみる。
2025.06.20 00:00偉人『ウイリアム・モリス』今週は花に関する記事を投稿しておりその関連でまだ取り上げていない芸儒家といえば19世紀のイギリスを代表するデザイナーであり多くの肩書を持つウィリアム・モリスにすることを決めた。彼の述べた言葉に「役に立たないもの、美しいと思えないものを家においてはならない」「幸福の秘密は日常生活の細部に関心を持つことだ」というものがある。王族貴族のためのものであった芸術を一般庶民の生活の中に根付かせた彼の言葉には説...
2025.06.13 00:00偉人『マハトマ・ガンディー』イギリスの庶民地から「非暴力・不服従」の運動を展開して3億人の民衆を味方にインドを独立へと導いた独立の父マハトマ・ガンディーを今回は取り上げる。偉大な魂という意味のマハトマは彼の本名ではなく、民主の思いが彼にこの名前を授けたという経緯がある。そんな民衆を味方に非暴力で独立を勝ち取ったガンディであったが、子育てにおいては目も当てられないような親子間の心の断絶を引き起こし、分かりあうことも許しあうこと...
2025.06.06 00:00偉人『ジョゼフ・ピューリッツァー』ジョゼフ・ピューリッツァーその名前を知らずともピューリッツァー賞というワードを耳にしたことはあるのではないだろうか。このピューリッツァー賞はアメリカのジャーナリズムで最も権威のある賞で受賞はアメリカに関わるものとされている。しかし過去に3人の日本人カメラマンがベトナム戦争や日本における政治家の衝撃的な写真をアメリカの刊行物掲載をし評価され受賞している。一見ジャーナリズムのみに限っているようでもある...