2025.09.19 00:00偉人『フランツ・ヨーゼフ・ハイドン』今週の提案記事は『大きさを測るNo.6時計』(記事はこちら)であるため偉人は誰にすべきか・・・SEIKOの服部金太郎(記事はこちら)はすでに取り上げ済みであり、シチズン(CITIZEN)やカシオ(CASIO)創業者にしようかとも考えたのだが、それでは私らしくもなく芸術の秋であることからやはり時計に関した作品を作り上げた画家もしくは音楽家で行こうと決めたのである。時計に関する画家はサルバトーレ・ダリ...
2025.09.12 00:00偉人『志筑忠雄』江戸時代『重力』という言葉を作った人物志筑忠雄を取り上げる。彼の名前を知る日本人は大変少ないであろう。私も子供と共に重さの学習をスタートさせるまでは頭のどこにもなかった名前である。しかし一度彼の人生を紐解いてみると、なぜ彼が歴史の中に埋もれてしまったのかとても残念である。今回は彼の記した書物で彼の風貌を想像するしかなく、肖像画すら残っていない志筑忠雄とはどのような人物であったのだろうか想像に想像の...
2025.09.05 00:00偉人『アルキメデス』オーダーメイドのレッスン形態を行なっているため幼児であっても円周率に進んでいる生徒が毎年数名存在する。円周率が発見された状況を説明するにも幼児相手には大変難しいことであるが、円周率を発見した人として『アルキメデス』がいたこと、そのアルキメデスがその円周率をどのように発見したかという説明が理解できなくてもいくつかの言葉(π、3.14159・・・、無理数、正6角形、正96角形・・・)を子供達の頭の中に...
2025.08.29 00:00偉人『ジョン・スノウ』イギリスに住んだことのある方ならジョン・スノウという名前に心当たりがある・・・それはパブだと浮かべることもあれば、19世紀のロンドンのコレラ流行を水の汚染と特定した近代 疫学の父だとピンとくることもあるだろう。今回取り上げるのは後者のコレラ流行で安全な飲料水の必要性を実証した麻酔科医ジョン・スノウを取り上げる。
2025.08.22 00:00偉人『ユークリッド』今回の偉人は紀元前300年頃の「幾何学の父」と呼ばれる古代ギリシャの数学者ユークリッドを取り上げる。あまりご存知ない方のために・・・ユークリッドは面積、体積、角度などの幾何学の基本原理を体系的に整理しまとめ、三角形や長方形、円などの面積の計算方法を理論的に確立した人物である。つまり今日のユークリッド幾何学(初等幾何学)の土台を築いた人物なのである。お時間のある方は今週の提案記事『大きさを測る No...
2025.08.15 00:00偉人『アンディ・ウォーホール』アンディ・ウォーホールは、アメリカのポップアートを代表する画家であり、20世紀の現代美術に多大な影響を与えた人物である。彼の代表作はやはりあのマリリン・モンローを思い浮かべる人が多いだろう。しかし私の場合はキャンベルスープ缶のイメージなのだ。作品を目にする度にトマトだチキンだ。思い入れのあるマシュルームではないのか?ビーフもあるのかと釘付けになったものである。一通りの種類を見た後に「おっ、缶の蓋が...
2025.08.08 00:00偉人『中村哲』2019年12月アフガニスタンの砂漠に水を引き荒地を緑に変え多くの命を救った医師 中村哲氏が、武装集団に襲われ殺害された衝撃のニュースが日本中を駆け巡った。アフガニスタンの情勢は日を追うごとに悪化し、安全確保に細心の注意を払いながら留まり活動を行っていた只中であった。「一発の銃弾より一本の用水路」「水と食料さえあれば現状を変えることができる」「水があれば多くの子供の命が救える」という人道支援に人生...
2025.08.01 00:00偉人『ジョルジュ・ブラック』今回取り上げるのは20世紀最大の画家と称されるパブロ・ルイス・ピカソが才能を認め、数年もの間制作を共にしたジョルジュ・ブラックを取り上げる。ジョルジュ・ブラックという名を知っているという人は美術に関心があるか、グラフィックに精通しているか、はたまた音楽関係者であろう。今回なぜ彼を取り上げたか、それは小学校2年生の生徒さんからのリクエストに応えるためである。生徒さんははこれまで夏休みの絵画コンクール...
2025.07.25 00:00偉人『ランドルフ・コールデコット』今週月曜日に取り上げた絵本『その絵ときたら!』(記事はこちら)の主人公であるランドルフ・コールデコットは、19世紀半までの絵本が文字中心だったのに対して、絵と文章を一体化させて物語を生き生きと描写する手法を確立した絵本の革新者である。私の思い出の一冊であるランドルフの『ハートのクイン』は小さな子供でも楽しむことができ、登場人物のハートのクインが作るタルトに憧れ母に作って欲しいとせがんだ懐かしい絵本...
2025.07.18 00:00偉人『エミール・ガレ』ガラス芸術の天才と呼ばれたシャルル・マルタン・エミール・ガレは、フランスのアール・ヌーヴォーを代表するガラス工芸家であり工芸デザイナー、陶芸家、家具デザイナーとして活躍し、その独創的で美しい作品は今もなお人気がある。今回はそのエミール・ガレの幼少期を通して希少で100年を経ても色褪せない芸術の真髄はどこにあるのかを紐解いていきたいと考える。
2025.07.11 00:00偉人『ノーマン・ボーローグ』『ノーマン・ボーローグ』この名前を初めて目にした耳にしたという人は多いであろう。「緑の革命」の父と呼ばれる彼は高収量で病気に強い小麦の品種を開発し、発展途上国(特にメキシコ、インド、パキスタン)に導入し、食料生産量を飛躍的に増加させ飢餓による大量死を防いだとして1970年にノーベル平和賞を受賞したアメリカの農学者である。
2025.07.04 00:00偉人『竹久夢二』『大正ロマン』という言葉を生んだのが明治、大正、昭和を生き抜いた画家であり、自由を愛した詩人、乙女心を掴んで離さないデザイナーの肩書きを持つ竹久夢二である。彼の描く作品は夢二式美人画と言われ、大きな目の物憂げな表情に独特な曲線美を持つすらりとした体型、そして艶やかな衣装を纏わせたこれまでに無いモダンでファッショナブルな女性たちの姿であった。竹久夢二の作品が好きかと問われたら夢二独特の女性の表情はな...