2026.06.28 00:00絵本『タケシのせかい』『タケシのせかい』どんな世界?このタイトルだけで思わず想像してしまうと同時に早く読んでみたい衝動にかられます。ではほんのさわりだけご説明を。主人公のタケシは、パパから「絶対に開けちゃダメ」と言われていた秘密の箱を、家族が留守の間に開けてしまいます。箱の中には、パパから名指しされたタケシ宛の手紙と、ドクロマークの付いた小さなビンが入っていました。手紙には「ビンを開けたければ、まず質問に答えてほしい」...
2026.06.21 00:00絵本『かみさまいっしょうのおねがい!』「ちこくだ、ちこくだ。」と主人公が登校するシーンからこの物語がスタートします。様々なシーンで何度も繰り返される小さな神様へのお願い。「神様もことあるごとにお願いばかりされたらたまらないだろうなぁ・・・」とぼんやり考えながら読み進めました。大人ほど経験値のない子供にとっては小さなことでもピンチ、そして小さな願いさえも誰かの力を借りてでも叶えたい衝動に駆られるのもわからなくもありません。今でこそメンタ...
2026.06.14 00:00絵本『モモ』今回の絵本『モモ』はドイツの作家ミヒャエル・エンデによる名作で、もともとは児童文学でやや長めの物語を子供向けに再構成された絵本です。私も小学校高学年で読んで記憶があるのですが、読んでは「どういうこと?」を繰り返しなかなか読み進めることが難しかった印象が残っています。児童文学の『モモ』は長いストーリーなので、この作品は冒頭の主人公モモの存在そのものの不思議さと彼女の持つ人のみならず動物や自然の話に耳...
2026.06.07 00:00絵本『ありさんシェフのしょうたいじょう』小さなありさんシェフは世界で一番大きな晩餐会を開くことを決めます。招待状を送る時、席順決めに頭を悩ませてしまいます。犬と猫、猫とねずみ、ねずみと象、狐と鶏、鶏とミミズ、狼と羊、同じテーブルを囲むにはそれぞれに問題があるのです。しかしありさんシェフは相関図を駆使しながらその問題をクリアし完璧な席順が決まります。ところが・・・是非その先は絵本を読んでヨーロッパ絵本の特徴である絵の品の良さも味わって欲し...
2026.05.31 00:00絵本『こどもかいぎ』この絵本は「怒られた時にはどうしたらいいのか?」というテーマでこどもたちの会議が始まります。この絵本を貸し出したお母様よりLINEが届きました。その内容が「この絵本のテーマは何ですか?」というもので、質問の根拠を尋ねるとお母様は「最後の場面展開で怒られたことを子供が誤魔化しているのではないか」とお感じになったようです。このような捉え方もあるでしょうが、この絵本の伝えたいことはそのようなことではなく...
2026.05.17 00:00絵本『まゆとそらとぶくも』この絵本『まゆとおに』シリーズは教室でも人気な絵本で貸し出しの予約が入り、リピート要望も多い作品です。月刊絵本を世に送り出して70年という福音館書店が数冊記念絵本として発売した作品です。明日の提案記事『発想を引き出すNo.2 幼児編』にはうってつけの作品です。是非一度お読みになって下さい。もちろん明日のブログも・・・
2026.05.10 00:00絵本『パンどろぼう』初めてこの絵本の表紙を見た瞬間「なんとシュールなイラストなんだろう」という第一印象でした。日常ではありえない不思議さや、ちょっと現実離れした独特な感覚を生み出すこのユーモアは子供達に人気です。パンが大好きな「パンどろぼう」が、おいしいパンを求めて行動し、ある日見つけた理想のパンに飛びつきます。ところが・・・そこから思わぬ展開に発展していきます。
2026.05.03 00:00絵本『えがおみつけた』母の日にこの絵本を取り上げる是非を考えてしまう作品ですが、ひまわり咲き誇る笑顔の母娘の表紙からは想像できない悲しい結末に、胸の奥がきゅっとなり切なさが込み上げてきました。しかしこの作品は今の現代人が忘れてしまいかけている愛する人への想いや声本に登場する母娘と同じ立場で悲しさや虚しさ切なさ抱えて苦しんでいる人々に寄り添う気持ちを思い起こさせてくれる作品です。
2026.04.26 00:00絵本『かっぱのこいのぼり』この作品の目の付け所の良さというのは川の中にあるかっぱの街に読み進めるとワクワク感が止まらず、こんな楽しい世界があると一度は覗いてみたいという感情が芽生えます。河原に泳ぐ多くの鯉のぼり映像をこの時期に見ることができますが、それを川の中から覗くという内田麟太郎氏の発想に「あっぱれ」お見事という言葉しか出てきません。また川の中から泳ぐ鯉のぼりを見るとこのように見えるのかもという美事さを仮想体験をするこ...
2026.04.19 00:00絵本『わにわにのおおけが』2歳〜4歳向けに福音館書店から出版されている『わにわにシリーズ』は私も好きな作品です。もし我が子がこの作品が出版されている年代であればハマりにハマっていたであろうというシリーズ作品です。
2026.04.12 00:00絵本『おべんとうもっておはなみに』卯月ですから春らしい絵本をと今回の『おべんとうもっておはなみに』を取り上げることにしました。とはいえ今年に入り桜の木の倒木がニュースになっています。そして日本で最も多い桜であるソメイヨシノはほぼ同一の遺伝子を持つクローンであるがゆえ、一斉に咲き開花時期が揃うという特徴があるようですが、立派な老木が春先の移動性低気圧や前線の影響で意外と強風の日が多いこの季節に倒れてしまうのは残念でなりません。そんな...
2026.03.29 00:00絵本『すみれとあり』冬の寒さから三寒四温を迎え徐々にありが活動しだすとそろそろこの絵本を登場させようとその日を心待ちにしていました。ついつい庭に咲くすみれを見かけると書架の一角にあるこの作品を毎回手にしてしまいます。すみれが重い頭を持ち上げてタネを飛ばすために変化する様子が愛おしくて、今年こそタネを飛ばす瞬間に出会え種とぶピチッ ピチッというその音を耳にしたいと思うのですが・・・