おもちゃ 『プレイボード』

今回取上げるおもちゃは3歳前後に使用し、木板の溝に沿ってグリップを握り動かしていく目と手の供応動作への働きかけを行うおもちゃです。

中央の緩やかな曲線は容易に動かせるので1歳半でも可能です。

しかし左右に配置されている7種類の溝は、その形状ををイメージしながらグリップを上手く動かすことが必要です。よって形の認知が進み確りと図形をイメージできる力が必要となる3歳前後の取組みとしています。

表は小さな子でも握りやすい赤・青・黄色・緑の4色の玉があり、色分けをすることができます。

また色分けと配置場所を考えることで幾通りも楽しむことができます。

表から裏に返すとグリップの形が丸・三角・四角・五角形の4種類となり、握り心地が気になる子もいます。特に三角形を握ることに抵抗を示すようであれば、角のある図形をなるべく触らせて慣らしていくような取組みが必要になります。

4種類の形を好きな場所へ配置し同図形合わせを行いながら思考力も鍛えましょう。

本体を立てて取組むことで上下の視線運動の拡大が図れます。本体を四方に転がしながら視線の違いを目で確りおさえると、新たな発見をしてくれるかもしれません。

また腰が据わる5ヶ月以上の乳児の視覚の働きかけとして、お母様が動かし乳児が目で追う取組みとして使用することができます。

またテーブルの上において左右の視野の広がりを意識した働きかけもできます。

左右の動きは子自らの手に溝が隠れてしまうので、首や頭を少し傾けたりしながら確りと手元を見るようにさせましょう。

皆さんご存知のように手元を見るという視覚の獲得は、乳児期から1歳半前後までに遡りますから、3歳前後で身に付けていないなと感じられましたら指導方法を変える必要があります。見過ごすことがないようにご一報ください。

Baby教室シオ

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