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偉人『ハリー・ベラフォンテ』

甲子園への切符を手にした沖縄商学と健闘虚しく敗れたエナジックスポーツ高等学院の試合結果をニュースで見ている時、ふと頭に思い浮かんだのがDIAMANTESによる野茂英雄のテーマ『 HIDE~O』である。日本人のメジャーリーガー誕生の先駆けと、野茂英雄の応援歌「ヒ・デーオ ヒ・デーーオ 野茂が投げれば大丈夫、ワン・アウト、トゥー・アウト、スリー・アウト、チェンジ 野茂が投げれば大丈夫」のメロディと歌詞が頭から離れない。実はこの曲は1957年2月にビルボード5位にランクされたヒット曲ハリー・ベラフォンテの『バナナ・ボード』である。一度聴いたら忘れられないほどの陽気な歌であるが、実はその内容はブラックである。一晩中、バナナを船に積み込む過酷な重労働を強いられている歌なのだ。その歌を歌っていたのが、アメリカの歌手・俳優・公民権運動家のハリー・ベラフォンテである。歌手としての成功だけでなく、「人々のために人生を使った人物」として世界中で高く評価されている。しかし彼の出自からも分かるように、幼い頃から人種差別を受けてきた。だから反骨精神があって公民権運動家として活動したと容易に想像することもできるが、実は同じ境遇の人が皆人のために活動する志を持つものではない。なぜハリー・ベラフォンテはそのような活動ができたのか彼の『苦しみの意味づけ』から解き明かしてみよう。