簡単工作『クレヨン de モネの睡蓮』
今年は子供達にアートの世界を楽しんでほしいとの思いがあります。巨匠の描いた作品を鑑賞したり、色塗りしたり、模写したりと夏休みを利用して普段できないゆったりとした時間を使ってみてはいかがでしょうか。今回は昨日アナウンスした通りクレヨンで夏の花であるモネの睡蓮を描いてみました。。
モネはフランスを代表する印象派の画家ですが、晩年は目を患いぼんやりとした光を感じながら自らが作り上げた日本庭園の池に浮く睡蓮を数多く描いています。輪郭が明瞭でない睡蓮だからこそ小さな子供でも上手に作品化することができると思います。
使用するのは12色のクレヨンです。クレヨンは使いかけの短く折れたものであればとても描きやすいので是非活用してください。お手本の睡蓮はこのモネの仕掛け本の中から今回は選んでみました。
まず黄色のクレヨンで画用紙全体に軽くざっくりと荒々しく塗ります。
その上にブルーをまた軽く荒々しく塗り重ねます。すると黄色とブルーが重なった部分はグリーンになります。
次に赤とピンクをところどころに載せ配色します。
そして白のクレヨンで全体を塗り重ね、指で馴染ませてぼかしていきます。
またところどころに黒を入れ奥行きを出します。
土台ができたのであとは好きな色を重ね入れしていき、筆触分割も入れてみます。
印象派の絵は色鮮やかですが印象派の父と呼ばれるマネは黒を多用しています。よってモネもその影響を受けて黒をわずかですが使用しているので、水面に少し黒を配色していきます。そして細かなくさんの部分はカッターナイフで傷をつけて表面のクレヨンを削って表現しています。
絵心のない私でもなんとなく睡蓮らしいものができましたので皆さんもお試しあれ。今回は時間がないので初めてのクレヨン作品をそのまま載せますが、時間があれば何度でも挑戦したくなりました。
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