教具『セガン板』
セガン板は11~19まで、99までの数字の認知を行う教具で1から10までの数字が数えられる場合や十進法を理解できる場合に使用します。
各五段に分かれている2枚のベース板には10の数字が記されています。また小さな板には1~9までの数字が記され、ベース板に差し込んで数字を作る教具です。また同時にビーズ棒を使用し数の理解も進めます。
先ずは1~9までの色ビーズだけをピラミッド型に並べます。
10のビーズ棒を数えて確認したら、10と1で11、10と2で12・・・という具合に19までを並べます。そしてセガン板の数字とビーズをセットし繰り返し取組んで理解をさせていきます。19の下の空欄を20にしたい方もおられるでしょうが、ここは数が無限に続くということを表す空欄です。
子供の数唱が10までを一区切りとなり11以降がなかなか進まない場合には、10が終わりになっている場合があるのです。その場合には11以上の数を数えることを頻繁に行い、終わるという概念を続くという感覚に導く必要があります。
セガン板のもう一つの使用方法です。
10とびの数字を唱えることができたらセガン板でも同じことを行います。掲載用の写真として二列にしてありますが、本来は一列として配置し使用します。
レッスンでは基本をこなし数字を自由にランダムに扱えるようにするため、時には大きな数から小さな数への取組みにしたり、数の増減を暗算で行い、セガン板で答えを提示なども行っています。
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