生活練習『着衣枠～ボタン大･小』

昨今は子供服にボタンが付いているタイプを選ばない方が多いように感じます。着せるのに面倒だと言う御意見をよく耳にしますが、２歳過ぎにはボタンのついている服を着る機会を増やして欲しいものです。

ボタンの取組みを行う前に１歳半以降から少しずつズボンやスカートのボトムスを一人で脱ぐことをマスターさせ、伸縮性のある上着などのトップスを頭から入れ、袖を通すことを次にマスターしましょう。それができてからこのボタンの取組みに入りますが大凡２歳頃を目途に開始していきます

ボタンの大きさには２種類あり大きなボタンの取り組みから開始します。乳児の頃に行ったコイン入れとは異なりボタンホールを上にし、下からボタンを入れるというやや難しい動作を行わなければなりません。この動きをマスターするためにはできるだけ多くの手と目を連携させてものを扱う取組みをこなしておく必要があります。

このボタンの取組みはかなり忍耐力が必要になり反復練習をしなければなりません。最初はサポートを必要とする場合が多くコツを掴んできたら見守りに徹するようにし子供の達成感を優先しましょう。

日中は時間的余裕がない場合でも夜のパジャマなら比較的時間をかけて見守りもできるのではないでしょうか。我が子がボタンのトレーニングをする時は必ずボタンが付いているパジャマを選び時間を掛けて毎日夜に練習をしたものです。教具を使いコツを掴んだら後は実践あるのみです。その実践の先に絵本読むという楽しさがあれば尚良いでしょう。