絵本『きのう きょう あした』
昨日のブログ記事『時間軸の学び』の流れから今回この絵本を取上げます。時間軸を学ぶ一助になる絵本です。
抽象的概念の時間軸の理解は難しいものです。3歳児にとり内在する時間軸は現在の今日と過去の昨日のみです。昨日の事も、一週間前のことも、一ヶ月前のことも全て昨日という表現をするのが3歳児です。
子供が心待ちにしているイベントだと「・・・はいつ?」「あと何回寝たら来るの?」などと問いかけに拍車が掛かるようになります。このような質問が出てくると時間軸の教えをスタートすると良いでしょう。
絵本の内容は人形劇が3日後にあるという催し物の提示から始ります・・・3日とはどういうことなのかをりかいできるように一日の流れから時系列で紐解いています。
一日の流れの次には昨日・今日・明日ということの思考も深めながら物語りは展開し、さらに曜日についても記され、曜日とアクティビティを結び付けている楽しい絵本です。
3歳児にとってはスモールステップで読み進めて欲しい内容で、4歳以降は想像力と絵本の読解とで読み進められる内容になっています。
最後に・・・時間軸を教えるときにはカレンダーをお使いになると理解が進みます。具体的な取組み方法についてはレッスン内で問い合わせてください。
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