絵本『たなばたのねがいごと』

数日後は七夕です。子供心の不安が子供自身を成長させる七夕絵本を取上げます。

主人公のあおいちゃんは幼稚園で七夕飾りを飾ることになりました。幼稚園で短冊に書く願い事について先生から「願い事は壊れたり、無くなったりしないもの。時間が経っても大事なもの。」を書くように提示され物語が展開していきます。


共働きの両親に代わり迎えに来てくれる祖母に語りかけ、大事なものを探してまわりますが見つかりません。


おばあちゃんと過ごすうちに今は亡きおじいいちゃんとの関わりを知ります。一緒に歩いていこうと約束をしても好きな人と一緒にいられないことに気付いてしまいます。すると心配な気持ちがどんどん大きくなっていきます。

そして七夕の日を迎え、大事なものが何かを見つけ出すことができるのです。急に場面展開が進んでしまいますが、親子で絵本を読みながらあおいちゃんの気持ちを自分自身に置きかえて、主人公になりきり十分考えることができ思いを言葉にできるように促してみましょう。

大人の思う正解的な発想よりも子供がどのように感じているのかをありのままに受け止めてください。そうするとどのような働きかけをすべきかが見えてきます。

5歳以上で物がほしいと言うのであれば他者に対する働きかけが希薄なのかもしれませんし、4歳で自分自身のことと他者への思いの混在があるかもしれません。

3歳以下のお子さんには自分自身が成長するための事柄を願い、5歳以上は他者への心遣いをイメージして短冊を書くことができるように促しをしていただけたらと思います。今週月曜から短冊を書いて飾り付けをしていただきます。

Baby教室シオ

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