絵本『きょうりゅうたちのクリスマス』

クリスマスの絵本を取上げる時期となりました。今回取り上げるのはやんちゃな子供を恐竜に見立てた絵本シリーズです。作者ジョイン・ヨーレン氏と画家マーク・ティーグ氏による恐竜シリーズは今の所7巻ほど出版されています。どれもこれも面白く男児をお持ちのお父様やお母様には頷ける場面が多くあるのではないでしょうか。

さて今回はそのシリーズの中からクリスマス向けの作品をお届けします。

「せかいじゅうの  かわいい きょうりゅうたちが たのしい クリスマスを すごせますように」との素敵なメッセージの見開きには、ツリーを倒し引きずる豪快なきょうりゅうが描かれ、すでに物語の全貌が容易に想像できます。

物語の舞台はどこか懐かしい1960年代のアメリカの一般家庭のようで、リビングの暖炉横には大きなクリスマスツリーが飾り付けられています。

きょうりゅうたちは心踊り、サンタの登場を今か今かと待ちきれない様子で過ごし、寝ないでサンタを待とうと見張っちゃう?、プレゼントを見つけては片っ端から開けてみちゃう?、ツリーの飾りをとっちゃう?・・・たくさんのヒヤッとする行動を起こしそうないたずらの数々。反面教師でこの絵本を楽しむ道徳的絵本として子供達に問いかけてもよいかもしれません。

ある場面を境に物語りは新たな展開をむかえます。ここからは実際に絵本を読んでからお楽しみください。

冒頭にも記しましたが恐竜をやんちゃな子供に置き換えて描かれたようなこの作品は、クリスマスを通して成長を遂げる内容でもあります。このクリスマスシーズンによく耳にするのが、「お利口さんだったらサンタさんがプレゼントを届けてくれるよ。」とのような大人の発言です。プレゼントを貰うためにお利口さんにして過ごすのではなく、明日(2021年12月6日)の記事内容のような行動を起こせる子供の成長をクリスマス行事として行うきっかけであってほしいと願います。

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