身体発達『生後2週間目の視覚』
聴覚や嗅覚、味覚などの古い感覚は胎児期から働いています。しかし光を必要とする視覚は真っ暗なお腹の中では働きようがなく、誕生後に環境からの影響をダイレクトに受け発達します。ぼんやりとしか見えていない生後間もない視覚状況は処理を行う脳の働きも未熟です。脳の構造に密接に関係している視覚発達を促せば脳も成長し、多くのことを吸収する土台を作ります。
じっと対象物を見ることができるように導けばあらゆる能力を積み上げることに必要な視覚発達が高くなる傾向があります。特に誕生後から8ヶ月くらいまでに良質な視覚を促すことが重要です。
生まれたての視力は0.02程度で見るもの全てがぼんやりとしていて、お母さんが胸に抱いてあげてもその顔の輪郭はぼんやりとしていて、目鼻口らしきものがあるとしか認識できません。それでも繰り返し固視させることにより視覚発達が進んでいきます。お母様に抱かれてにっこりと微笑を投げかけることにより、口元や目、頬の動きの変化に気付く固視が鍛えられ、また同時に抱擁され守られている安心感を抱くようになります。是非我が子を胸元に抱いて笑顔をたくさん見せてあげましょう。
焦点を合せる固視力は成長途中ですが動くものに対しての反応も出てきます。光の刺激を受け明るい方向へ頭を動かし、柔らかな光や明るさに目を向けるようになり後々周辺の環境にも目を向けるようになります。
小さな生徒さんはほぼ上を向いて寝ているのでお顔近くにお母様手作りの白黒モノトーンのモビールが吊るしてあります。この時期起きている時間はは固視が中心でモビールをじっと見ている頃です。固視トレーニングを概ね積む一方、微かにそして緩やかに動くものに気付き重い頭を動かそうとする感覚が芽生えはじめます。視覚を鍛えることは脳の発達にも密接に関係していることを先ずご理解いただき、愛情を注いで日々の育みがお子さんの健やかな成長の獲得になることを心に留めていただきたいと思います。愛情の実践と知識を取り入れた相乗効果で豊かな喜びが得られるように願っています。
コロナ第6波が猛威をふるっていますが、1月20日に皆さんの無事と健康祈願そして全てのことが花開くことを祈り、年神様の恩恵をあやかるよう行いました。昔は1月20日とされていた鏡開きですが、昨今は縁起を担いで幕の内の11日に行うのだとか。行事に関係することも時代と共に少しずつ形を変えているようです。
揚げもちにすることで運気を上げるにかけてみました。皆さんはどのような鏡開きをなさったのでしょうか。
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