絵本『めのはなし』

福音館書店から1977年に発刊された息の長い絵本です。見た目の印象はやはり古き時代を感じさせるものですが一場面一場面をじっくりと見れば目が印象的で愛らしさを感じます。子供達の視覚効果にダイレクトに働き掛ける作品だと思います。

大抵のの動物には目がふたつついているという文章でストーリーが始ります。真っ暗な中で目を閉じると何も見えない場面の動きがとてもユーモラスで人形劇を見ているかのようです。

我が子にもこの絵本を読み聞かせましたが必ず部屋の明かりを消して体験できる夜に好んで読み聞かせをねだられました。電気をつけたり消したり、猫の瞳孔を開く真似をしても全然見えないとか、目が慣れて薄明かりの中見えるようになったと喜んだりとそれはそれは楽しんだものです。

また子供達は難しい言葉や専門用語が大好きです。『目』というより『眼球』『網膜』と言った方が興味を持って集中してくれます。

目の構造やその働き普段の目の状況、間が起こす錯覚についてもとても分かりやすく描かれています。小学校に入り塾などのテキストで学習する人体の学び時には幼児期にこの絵本を読んでおいたことですんなりと学習に繋げることができます。

また日常の注意事項も子供達に理解してもらうためにこの絵本は活用できます。明日2022年5月16日『電器機器と子供の視力』についての記事を予定しています。是非親子でこの絵本を何度も読みながら目の発達を妨げないように考えるきっかけにしてほしいと考えます。

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