おもちゃ『カロラータ 海洋哺乳類』
今週は海に関する内容記事を書き込んでいるため、今回は生きものを通して自然生態系の持つ美しさや素晴らしさを情報発信しているカロラータの立体図鑑『マリンママル』を取り上げます。
写真にないシロナガスクジラ、マナティー、ゴマアザラシは現在生徒さんの元へ回遊した旅に出ております。
解説書にはそれぞれの特徴や情報が書かれています。アンテナの感度の鋭い子はフィギュア仕様にと留まらず、解説書に書かれていることを理解しようとします。しかしアンテナの感度が未発達な場合はフィギュアを見て終わりという場合もあり、そのような場合には実際に生きものを見ることや調べるということが必要になります。このようなことを繰り返すことで感度を上げることに繋がります。また日常生活で聞き慣れない難しい言葉を活用することで印象に残り、その言葉を使いたくなるようにすることで興味が湧いたり、印象に残るようになり効果的です。
例えばこのシロナガスクジラの解説書には『流線形』『オキアミ』『こしとって食べる』という表現があります。流線形ってどんな形?オキアミって何?こしとるってどのようにするの?などの切り口から入り、イメージしやすい手立てを考えてみましょう。
なだらかな流線形の形を有するものを視覚的に探してみたり、こし取るという動作を分かりやすく実践してみるのも良いでしょう。我が家ではオキアミという言葉がヒットしました。というのも韓国人ママからキムチ作りを教えてもらった時のオキアミにやたらと反応し、キムチはシロナガスクジラやジンベイザメも食べるのかな?と変な子供らしい妄想が広がりました。そんな子供らしい視点で印象に残るだけでもでいいのです。
さてここからはこのおもちゃがきっかけとなり一歩進んだ取り組みを実践しているご家庭の話です。
沖縄の子供たちは美ら海水族館のお陰で海洋生物を直接みる機会に恵まれているため、男女問わずこのおもちゃを手にすると泳いでいる姿をイメージし動かすことを楽しんでいます。そのことを考えるとやはり経験や体験は着実に子供の中に影響を与えていることが実感できます。
そのことを通してご家庭でビーチクリーンをなさるご家庭の子供たちは、海の抱える問題や世界の海が一つに繋がっている事を浜辺に打ち上げられたゴミから認識しています。国語の教科書から学ぶゴミ問題や自然環境破壊ではなく、実体験から学び感じ取ることは生涯忘れることができない思考の深さを何度も呼び起こすことになるのです。経験や体験から遊びになり、知識や実践がSDGsの思考に繋がるのです。一つのおもちゃから幅広い思考に繋がり、豊かな行動が取れる子どもに成長して欲しいものです。
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