絵本『小学校の生活』

今週の絵本は小学校入学の生徒さん向けに学校生活に関心を持ち、尚且つ興味を抱いて楽しい学校生活を送ることができるようにと取り上げることにしました。コロナ禍前の作品なので実情とは変わっている事もあるかもしれませんが、臨機応変に対応ができるよう先生の指示に耳を傾けることを伝えて読み進めることをお勧めします。


初めての小学校生活を迎えるにあたり、小学校ってどんなところだろうか、どんなことをするの?など様々な疑問に丁寧に応えてくれる一目瞭然の絵本ですが、表紙を捲ると『ぼくのすむ街』という副題付きの地図が目に入ります。住んでいる家から学校までの通学路にはさまざまな場所があります。生命の危険に直結しそうな場所や不審者の出没しそうな箇所、道路に関する情報、身の危険を感じた時に飛び込むことができる子供110番のお店、集団登校する場合の立ち寄りや集合場所など入学までに確認することは多々あります。そのような意味を持つページなので実際に通学路を子供とともに確認することをお勧めします。


この絵本は入学前日から始まる内容は1日の流れを時間ごとに追っていく作りの部分と学校行事、そして進級する流れの3部構成になっています。とても楽しそうな学校生活や授業の特徴を垣間見ることができるページのオンパレードですから何度観ても飽きることがありません。


入学後に行われるオリエンテーション的な学校探検は子供達が一番楽しみにしていることでもあります。学校の中にはどのような場所があるのかを絵本で確認しながら実際に敷き写しのように確認しておくように教えておきましょう。

3年ほど前でしたでしょうか、この給食の献立ページを食い入るように見ていた生徒さんがいたのですが、その理由を聞くと苦手なメニューがないかを確認していたので好き嫌いがあるだけでテンションが下がることは辛いことだと感じます。日頃から好き嫌いなく食事を楽しめていたならばワクワクしながら楽しめたページなんだろうなと思います。

冒頭のページに入学式当日の教室の様子が描かれていますが、「そうそうこうだったなぁ」と懐かしく感じたページでした。緊張した面持ちの子、すでに友達と仲良く話している子、そわそわしている子、お母さんに前を向くよう促されている子と親子で緊張した日々を懐かしく回想しました。

この絵本で少し先取りできる小学校生活をのぞいてみることをお勧めしたいます。

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