身体発達『腹這い運動と寝返り』
乳児が腹這いをするようになるとやがて自らの意思で全身に力を入れ筋肉を緊張させ、そして一気に脱力する弛緩を繰り返すようになります。これができるようになることは脳発達したことを意味しており、それを何度も繰り返すことで瞬発力が育ちやがて寝返りができるようになります。今回はその寝返りの様子を取り上げます。
初登場の生徒さんはフェイスシールドの私にも慣れて来たのか笑顔を投げかけてくれるようになりました。これからどんどん色々の表情を見せてくれるのだろうと楽しみにしています。
では寝返りの様子をご覧いただきます。
乳児が自分のお尻を浮かせたり、足を持ち上げ足の指を口に運んだりし始めると、間も無く寝返りをしますよというサインです。
乳児は1枚めの写真のように寝返りを行う方へ頭ごと視線を向けます。ここで重要なのが左右どちらにも視線を動かすことができるようにすること、そしてどちら側にも寝返りが打てるように下半身を左右にフリフリ転がすイメージで身体の使い方を記憶させます。
2枚めは「さぁ、これら寝返りするぞ」と言わんばかりに腕と腰、足に力を込め瞬発力を使って勢いをつけ転がります。
2枚目と3枚めの写真が乳児にとって全身に力を入れて寝返りを行う最も重要な動作です。全身に力を入れることや瞬発さを獲得していなければ寝返りを諦めてしまう子もいるので、首が座ってきたらさまざまな全身運動をしっかりと行うようにします。詳しくは月齢毎にレッスンで解説してまいります。
4枚めの写真のように腰から下の下半身が返ったら、手や腕がお腹や胸の下にあるので息苦しさも感じている様子が見受けられます。この時に乳児自ら手や腕を速やかに抜ける場合となかなか抜ず唸っている場合がありますが、この違いは寝返り前の発達期に仰向けで手・腕・肩を使い上げ下ろし運動をして遊んだかどうかにかかっています。オーボールなどの軽いおもちゃを使用させて腕を使って上下させているだけで手や腕、肩の柔軟性や可動域が広くなり、体の動かし方を理解し実践するようになるのです。
生徒さんは私がお見受けする限り運動神経が良さそうなので上手に寝返りができ手や腕も抜くことがスムーズにできたと考えています。標準的な運動神経の場合にはしっかりと手や腕、肩をしっかりと動かして遊ばせることが重要であることを覚えておかれると良いでしょう。
子供の成長を考えると全ての感覚と身体の左右のバランスを重視しなければなりません。それは寝返りだけではなく全ての動作性に言えることなので、常に左右のバランスを考えて促してあげることを念頭に置いて欲しいと思います。
また寝返り時期はおむつ替えに苦労する時です。おむつ替えは短時間で済ませることができるようご両親のスキルを上げておくことと、乳児が手にして夢中になるものを持たせたりすることで問題解決する場合が多いです。あの手この手で我が子向けの対策を探してみてはいかがでしょうか。
最後に初登場の君へ・・・寝返りお疲れ様でした。いつも物怖じせず平常心で允を通すお子さんになるのかな?と成長を楽しみにしています。いつも素敵なお父様の読み聞かせを楽しんでおられるそうで近々その読み聞かせを耳にすることができそうだと期待しつつ今日のブログを終了します。ぱぱぺ ぱぷぽぴ ぽぱぷぽぴ ぱぺぽ ぷぺ?
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