スナップ『遊びが溢れ出る瞬間』

3歳以下の生徒さんにはおもちゃを使用しての取り組みで基礎概念を学んでもらっていますが、大きさの総復習を行った後は自由に遊ぶ時間を設けています。この遊んでいる僅かな時間が私にとってはいろいろなことを見定める機会でもあります。どのような遊びをするのだろうか、どのような言葉を発するのだろうか、ひらめきと想像力をもって独自の遊びを展開できているのかなど子供から溢れ出す一挙手一投足を逃すまいと観察と見守りを行う楽しい瞬間でもあります。

生徒さんは最初は大きさの異なるピースを高く積んでいくことを行い、何を思い感じたのか木片ピースを両耳に当てています。子供達の行動の中には耳を澄ますという行動を頻繁に繰り返す場合があります。このような行動が見受けられる場合には傾聴を促すチャンスです。

耳に当てていたかと思えば頭にさして「オニ、オニ」としていたかと思えば、今度はピノキオ思い出したようで鼻が伸びるシーンを繰り返していました。童話を読んでいることがこのことからも分かります。

入れこのように出し入れを楽しんでいると、はたと行動が止まり中の入れ子を少し出しながら飾ってある桜のアレンジメント目掛けてホースの水撒く仕草を行なっていました。

筒状にした入れこを車のタイヤ耳たててみたり、最終的にはいろいろな遊びの展開を出し尽くすと、茶器に見立てて私に苦いお茶を注いでくれました。

子供の遊びはその子も経験したことが展開されていきます。1つのおもちゃで行く通りもの遊びを展開することができるということは、心が満ちてくる豊かな経験をしているに違いありません。お子さんがひとり遊びをしている時にこっそりとどのような遊びをしているのか覗いてみてはいかがでしょうか。

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