絵本『雨がふったら、どこへいく?』
タイトル通り雨が降ったら雨はどこへ行くのか、動物や昆虫はどうしているのかを真剣に考えたことはあるでしょうか?自然事象にまつわる初めての思考コンタクトになり得る絵本です。
この作品は主人公のステフがリュックとマリオンの双子の兄妹を連れて沼へ遊びに出かけることから内容が展開していきます。晴れている日は多くの生きものがいたにもかかわらず、一度雨が降り出すとその生きものが一斉に姿を消し去ってしまいます。さぁ、生きものはどこに行ったのでしょう。
表紙にも描かれていますが蝶は羽の鱗粉を濡らさぬように葉の裏に緊急非難します。では他の生きものはどこへ?そんなこと考えたこともない子供達にしっかりとした自然界の営みを見せるために是非雨が降り出しそうな日に出かけてその様子を確認してみてはどうでしょうか。
すると経験した後にこの作品を読むと思考を深めることに繋がります。雨は至る所に染み込んで大地を潤し、川や海に流れ込み、そして海から水蒸気となり雲ができ、再び雨となり降り注ぎ多くの命を紡いでくれます。そんな自然事象を科学として学ぶ実体験とこの絵本の力を借りて子供の思考を伸ばしてみましょう。
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