手仕事『エッグシェルブレーカー』
今月より毎週水曜日は人間の身体で唯一インプットとアウトプットを行うことができる手指を鍛えることを目的に、さまざまな道具を使用した取組みを紹介してまいります。道具によっては貸し出すことが可能なものもありますので是非お子さんと挑戦してみてください。
今回取り上げるのは料理部門から半熟卵を割ることができるエッグシェルブレーカーです。この道具はフランスをはじめとするヨーロッパではよく朝食に出される『ウフ・アラ・コック』で使用します。
では道具の紹介をします。ステンレス製のやや重みのあるエッグシェルブレーカーは必ずエッグスタンドとセットでの使用になります。本来はエッグスタンドもステンレス製のものがあったのですが、引っ越しを重ねているうちに紛失してしまい今は陶器性を使用しています。
子供の地頭を良くするためには刺激を多く与えることが重要であることをお伝えしていますが、私の子育てもそのように実践を重ね、卵料理の幅を広げようと購入したのがエッグシェルブレーカーです。撮影上右側の写真は輪ゴムで軽く留めていますが、本来は球を上まで持ち上げ手を離すとすぐに落下し、卵に衝撃を与えヒビが入ります。
卵をエッグスタンドにセットし、エッグシェルブレーカーを卵の上に載せ、2cmほどの球体を持ち上げ1〜2回ほど落とすと卵にヒビが入ります。3回行うと殻が割れ卵の中に入ってしまうので2回までの使用が望ましいく、ヒビの入った部分にナイフを入れ横にスライドさせ卵の上部を切り放します。この道具を何度も使用すると新しい刺激は得られませんが、卵の茹で時間を変えることによりトロトロや半熟、そして固茹でにしたりと卵の状態が変わる時間の概念の学習にもなります。また半熟卵の中にパセリを入れてみたり、次は玉葱のみじん切り、その次は粉チーズ・・・とバリエーションを変える考えを絞り出すこともまた新たな刺激となります。
カリカリ焼いたバケットに半熟トロトロの卵をつけて食べるこのウフ・アラ・コックを再現するにあたり、子供達が幼い頃を作っていた朝食のプレートを再現してみました。いろいろな種類のベビーリーフにお手製のニンニク醤油のドレッシングをかけ、たっぷりの新玉葱をザクザクと大きめに切り合挽肉にヒマラヤの塩を混ぜ込んだ手捏ねハンバーグ、甘海老の金柑コンポートのマリネ、北海道のトマトジュース『オオカミの桃』、ヨーグルトは20年ほど大切に作り足してきたカスピ海ヨーグルトです。子供達が帰省した昨年末に作ることができ至福の時間でした。
これからどんどん我が子供達に使用させてきた道具の記事を書いていきますので、毎週水曜日のブログを気軽に覗いてみて下さい。
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