絵本『パパはたいちょうさん わたしはガイドさん』

初めて読んだ瞬間、久々に自分自身の見える眼は何をみているのだろうかと考えさせられた作品です。見えないからこそ奥深いものを見て心で感じ理解することの重要性を幼い頃から考えさせる作品として繰り返し読んでほしいと考えています。

この作品に登場する盲目の父と薄弱視力を持つ娘との朝の通学時の日常を描いた物語ですが、目の見えない父には見えない人ならではの感度で見えるものがあり、そのことに娘は尊敬の念を抱き、そしてハンディキャップを楽しみに変える父の素敵さを知り、そして学校からは寝れゆく父の後ろ姿に情を重ねる娘の目線で展開されています。

多くの動物たちが出てくるにも訳があるので作品を読んで想像の翼を広げてほしいと考えます。パステル画の淡い鮮やかさにうっとりする美しい視覚効果が体感でき、思わずステップを踏みたくなるような気分にもさせてくれます。

Baby教室シオ

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