手仕事『ホイッパー de フルーツサンド』

今回取り上げるのは手動のホイッパーです。電動のハンドミキサーは簡単に生クリームを泡立てることができますが、子供達の『忍耐力』を育てるために何か良い道具はないかということで探し当てたのがこの手動のホイッパーです。バネで上下させ先端を回転させることで泡を立てることになるので結果が出るまでグッと堪えて行わなければなりません。なぜ忍耐力??と思う方もおられるかもしれませんが、昨今は比較的子供達の周りに目を向けると便利で容易に結論が出るものが多く、ここぞの踏ん張りが効かない子供も多くなりました。我が子供達の場合忍耐力は遊びの中にも、学習や習い事の中にも、そしてお手伝いや料理作りの中にもなるべく取入れ実践させてきました。手軽に何でも購入すればいいという安易な考えに陥ることなくまずは自分の力でできることは行ってみるという経験をして欲しいと思います。

今回は先週取上げたパレットナイフも使用しフルーツサンドを作っていきます。

材料はお好みのフルーツに食パン、生クリームやマスカルポーネ、砂糖を少々。フルーツが甘ければ砂糖は不要かと思います。生クリームなどの分量については作る量にもよるので敢えて記載していません。

フルーツサンドはサンドイッチとは異なり生クリームを挟むためかなり柔らかさが出ます。よって作る前に食パンの耳を切り落としておきます。また果物は糖度がある方が砂糖不使用で美味しくいただけます。


残念ながらこの道具をどこで購入したかわかりませんが24、5年は使用しているホイッパーです。今ではハンドミキサーを使用するほどではない場合や洗い物を増やしたくない時に使用していますが、元々は子供の手で10分ほどで生クリームを泡立てさせるために使用したものです。黄色いハンド部分を下に加圧すると先端がくるくると回転して泡が立ちます。最初は楽しんで行うのですが5分を過ぎると我慢比べになります。グッと堪えてやり通す力を育んできたように思います。



ホイップクリームが出来上がるとラップを敷き食パンを載せ、その上に堅めの生クリームをパレットナイフで塗ります。中央部分を少し盛り上げて生クリームを塗ると果物を中央に置いた際にクリームが押し出されるため隙間をクリームで埋める必要はありません。

⑧の写真ですが下手をとったイチゴをのせたのですが写真を撮り忘れてしまい画像加工をしました。必ずヘタを取ってください。

写真⑩は出来栄えを考えクリームをたくさんのせていますがそれでも市販よりは控えめにしています。

最後は残りの食パンを載せてきつめにラップを巻き冷蔵庫で20ほど休ませてからカットしてください。そしてラップの上からカットする方向をマジックで線を引いておくと切り方を間違えずにすみます。

最後はラップごと切りますが包丁を引いてしまうと生クリームが果物の断面についてしまうので押し切る方が良いでしょう。写真の仕上がりが良くないのは引き包丁をしてしまったからです。皆さんは綺麗な仕上がりにしてください。

果物の断面を想像しながら果物を配置することは断面図の学習にも結びつけることができます。ぜひお時間のある時にチャレンジしてみてください。

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