手仕事『日向夏&タンカンのゼリー』

毎年日向夏が実のる頃にご実家が宮崎というお母様から頂戴するので、昨年はゼリーにしてお返しをしましたら是非レシピをということなので記事にしました。日向夏は他の柑橘系と違い表面がつるつると滑らかさがありずっと触っていたい気持ちになります。また皮が柔らかいので我が子供達はゼリーを食した後にその皮を使い、絵を描くようにスプーンや手でをいろいろな形を作っていました。そんな楽しみ方もできる日向夏ゼリーですが今回は中身もプルプルに仕上げ五感で楽しめるようにしました。


多くの子供達はくり抜く動作を楽しむ傾向があるので日向夏の果肉をくり抜くように取り出しすと楽しめると思います。日向夏の最大の魅力的食べ方は外皮とか肉の間にある白い綿の中果皮を果肉と一緒にいただくという旨みを逃さない食べ方です。よって中の果皮を取り過ぎないようにグレープフルーツスプーンで果肉と袋を取り出します。

今回使用する材料は日向夏3ヶとタンカン1ヶ、ゼラチン5gのみです。日向夏は器として使用しますが、皮が柔らかく力を入れると切れ込みが入ったり穴が開きやすいので慎重にくり抜きます。

日向夏は果汁がとても多く今回の3ヶだけでも280gも絞る事ができました。日向夏の断面を見ていただけると分かるのですが白い綿部分は厚みがあります。ゼリーを冷やし固めたら綿と一緒に召し上がってみて下さい。

ゼリーを滑らかにするために果汁を茶漉しで濾しました。茶漉しで濾す場合はゼラチンを入れる前に濾して下さい。

粒が残った方が好みの場合はそのままゼ鍋に入れて弱火で火にかけゼラチンを溶かし入れます。粗熱を取ったら器に入れて冷やし固め出来上がりです。タンカンの果汁も入れているのでオレンジ色をしていますが、日向夏のみならグレープフルーツジュースのような白っぽい色合いに仕上がります。

日向夏の綿と共に食してもよし、果汁のみのゼリーを食しても良いでしょう。

今回は砂糖や蜂蜜といった甘味は使用していませんのでストレートに果物の味を楽しめます。そういえば日向夏を目にする度に宮崎に住んでいた時、お隣の淑女さんが「日向夏の食べ方を教えましょう」と綿つきの日向夏を剥いて砂糖を振りかけ出してくれた事を思い出します。郷に入っては郷に従えとトライしたこともありますがやはり私はそのままが好きです。食物繊維も取れますので是非白い綿部分も一緒にお召し上がり下さい。

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