絵本『ゆめのごちそう』

韓国な絵本作家ペク・ヒナ氏の作品です。みんなのお兄ちゃのカエルがおたまじゃくしの弟達の面倒をみて、ヘトヘトの末に見た夢は・・・・

兄弟の中で一番最初にカエルになったにいちゃん、弟の「おなかすいた」の一言で孤軍奮闘するのです。我が家でも子供の「おなかすいた」の夕方の一言はなるべくなら聞きたくない、聞いてしまったからには超特急で夕飯を仕上げなくてはならなかった状況がにいちゃんカエルの姿と重なります。

この作品は弟のために働くことが描かれていますが、カエルをお父さんに、お母さんに見立てて深読みすることもできますし、にいいちゃんカエルの頑張りを弟や妹の憧れとしての見方もできます。しかし一生懸命がむしゃらに頑張ると疲れてしまいます。にいいちゃんカエルは疲れた心身をどのように回復させていくのかが、この作品の面白いところでそのヒントを作者のペク・ヒナ氏は娘さんから得ているというのです。韓国の子供の発想と日本の子供の発想に違いがあるのかないのかを親目線で確かめてみてもいいでしょう。

このゆめのごちそうを食している場面では日本の有名な乳酸飲料が描かれています。そこも見逃すことなく楽しんでほしい作品です。機会があればまたペク・ヒナ氏の作品を取り上げたいと思います。

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