スナップ『空気の冷暖を見てみよう』

目に見えないものを子供達が体感し思考に繋げるには、子供自身が持っているセンサーの感度の良さと思考力が必要になります。今回実験する空気が温まると上昇し、冷えると空気が重くなり下へ流れていくという感覚を受け取るには可視化する事が重要です。そして日常の中にこの実験を読み解くものは無いかと思考を深めてほしいと考えます。

生徒さんには実験の前に私が実体験した以下の話をしてから実験を行います。実験がしたくてこの話が耳に入ってこない生徒さんもいますが、少しでも話を聞く事ができたら思考へ繋がります。

「北海道の不動産会社の方から部屋は2階以上の物件を勧められました。1階の部屋を借りるとすぐには部屋が暖まらないそうです。それはどうしてなのかを今からこの実験が教えてくれます。それはどうしてか考えながら実験を繰り返しましょう。」

暖房で温められた空気は上へ、冷房の冷たい空気は下へ流れるという事を日常の中で体験できれば一つ理科的知識を得られた事になります。これと似たような事が入浴時にも確かめる事ができ、生活する中でこのような会話が親子間で繰り返されることを願ってます。

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