絵本『どろだんご』
先週から今週に続く泥水遊びや粘土造形についての提案記事を書いてきたこともあり、今回取り上げる絵本『どろだんご』は福音館書店から1989年に月刊こどものとも年少版で出版されていた作品です。こどものともは我が家ではリビングのど真ん中にいつも鎮座している絵本達でした。長期に渡り購読していると絵本と絵本の結びつきを感じることも多々あり、その中で『なぞなぞすなあそび』というかがくのともが泥団子遊びに繋がり光る泥団子作りに至ることができました。
福音館の月刊絵本は子供のなぜ?どうして?こうしてみようなどの思考に繋がりやすい朱雀の作品が多いと言えます。購読している方は丁寧に読み込む楽しさを味わってみて下さい。
今回の『どろだんご』は子供達の手元に焦点を当ててイキイキと泥遊びをしていく様子が描かれており、子供たちのはしゃぐ声が聞こえそうな気がしますしその様子までもがイメージしやすい心が動く作品です。子供が手についた泥をどのように表現しているかという魅力がいっぱいです。
もしどろだんごにヒビが入ったらどうする?という問題解決の学べる作品になっています。そして最後のどろだんごの置き場や裏表紙のイラストも小さな世界観を覗き見しているようで素敵な感覚になります。お子さんとの泥遊びを計画中でしたら是非ともお手に取ってみて下さい。
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