手仕事『手製シーザードレッシング』

市販のシザードレッシングも多くの種類が販売されてお好みの味があると思いますが、手作りのドレッシングは好みの味が作れるので我が家では基本購入するより作ることの方が多く、大勢の人が集まるときにはリクエストが多いものでした。今回はそのレシピをお届けします。勿論ドレッシングだけでは絵的に物足りないので我が家定番のチキンサラダにかけてみました。


ドレッシングに直接的な道具のドレッシングマドラーは何度も登場している道具なので、今回は野菜の水切り用スピナーを取り上げます。我が家にはプッシュタイプ、紐を引くタイプ、手回しのものがあり今回は手回しのものを使用しています。ハンドルをしっかりと握り回すことで力を入れて腕を思いっきり回しましょう。


今日の材料はドレッシングに温泉卵を使用することがポイントです。またサラダには今旬を迎えているローズアップルを加えてみました。ローズアップルと洒落た名前を持っていますが沖縄ではデンブまたはレンブと言われ、サクサクとした歯応えにほんのりとした甘味がかすかに味わえる果物です。やや黄緑色を帯びた白いデンブは甘味がないのでできれば赤い色を持つデンブがお勧めです。


ではメインのシーザードレッシングを作っていきましょう。

今回はドレッシング作りを失敗しないために温泉卵を使用しましたが、実は我が家では生卵に穴を数ヶ所あけ600wで30秒ほどレンジで温める作るのですが、穴を開けずに温めてしまうと爆発を起こします。また不慣れであると火が入りすぎて固茹でに近い状態になるとドレッシングにはならないので、初めて作る場合は是非温泉卵を購入してご使用下さい。

では温泉卵に塩を小さじ1胡椒をお好みえで入れしっかりと混ぜておきましょう。

温泉卵をしっかりと混ぜたらオリーブオイルを少しずつ加え乳化させます。酸味を立たせたいなら少量のレモン果汁を加え、まろやかにしたいのであればレモン果汁を加えません。この段階では両方ともあっさりとして卵の味がします。

また濃厚な味にしたいのであればここで香り付けに少量のパルメザンを入れましょう。


鶏の胸肉を薄く削ぎ切りにして少量のニンニクと塩胡椒で味付けするか、塩麹に漬けたものを中火で裏表焼いてしっとり仕上げます。マジックソルトで焼いてしまうとシーザードレッシングのおいしさ半減になってしまうのでできれば鶏肉はシンプルに仕上げてください。


このデンブはなかなかスーパーではお目にかかれませんが、道の駅やファーマーズマーケットで時折販売しています。真っ赤なその姿にさぞ甘いだろうとお考えの方もおられるでしょうが、味は無いに等しくサクサクとした食感を味わうものとお考えください。歯触りという点で脳に刺激を送ることができるので見つけたらお買い上げいただきたいと思います。さてデンブの下処理は底の部分取り除き写真のように処理しておきます。

野菜の水切りをした後は全ての材料をボールに混ぜてシーザードレッシングで和えます。

シーザードレッシングをかけた後召し上がる直前に追いパルメザンをすると、よりコクが出るのでチーズ好きの方にはたまらない味になるそうで前菜に出すと「前菜の少ない量にしないでメインにしてよ」「サラダボールごと食べたい」とゲストたちの声が多かったメニューです。このサラダ目当てに来る方も多く市販化して商売にできるとの意見もありますが、誰でも作れるので是非ともお子さんと共にこの夏作ってみてはいかがでしょうか。このドレッシングの成功ポイントはいかに温泉卵を丁寧に混ぜオリーブオイルを乳化させるか、そしてお口に合う味に作れるということです。おためしあれ。

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