手仕事『カリカリピタパン』
ピタパンが私の身近になったのは留学中のエジプト人の友人の影響を受けてからです。円形の薄いピタパンを半分にし、中の空洞を利用してエジプトではひよこ豆のコロッケや煮豆を入れて食べることの多いパンというより薄いガレットといった感じでしょうか。当時豆が苦手の私にとっては職が進まない感じでしたが、今となっては無理をしてでも食べて友人の国に敬意を示すべきだったと反省する思い出のパンです。
ピタパンは膨らませるのが難しく公開されているレシピで作ってもなかなか膨らみが足りなかったりするので、我が家ではそれを逆手に取りカリカリに焼いて具材を挟むようにしています。今回はピタパンの中に挟む具材の中でも美味しくいただける牛肉を具材を作ります。この牛肉レシピは韓国海苔巻きのキンパの具材にもなるのでお試しあれ。
肉を漬けるタレを作ります。失敗しない方法は焼肉のタレを使うといいと思います。また我が家では肉を柔らかくするため米麹と砂糖を使い、またタレにコクを出すためにコチジャンを合わせます。
牛肉の細切れ150g、焼肉のたれ20g、コチジャン5g、砂糖15g、米麹10g、生姜お好みで。パンチを効かせたいならにんにくを入れてもいいでしょう。
今回は敢えて道具を使用せずビニール手袋をして揉み込んで肉の柔らかさを味わってください。
全ての材料を入れて混ぜ合わせて20分ほど味が馴染むまでおきます。
サンドする野菜は好きなもので構いません。ただコッテリとした牛肉と合わせるので生野菜がたっぷりあるとよいでしょう。
我が家ではタマネギは2種類準備します。スライスした玉ねぎと厚みのある玉ねぎを半生ソテーし甘みのあるものを準備します。
また牛肉は水気が出ると臭みも出てしまうのでさっと焼いた後に肉だけ取り出して、タレを煮詰めて最後にもう一度牛肉にタレを絡めます。
あとは具材を皿に持って好きなようにサンドしていただきます。
トルコでは柔らかいピタパンにケバブをサンドしたもので日本でのピタパンは柔らかいイメージが強いと思いますが、我が家では敢えてカリカリで食感を楽しんでいます。この具材はバーガー用のバンズに挟んでも美味しくいただけます。
0コメント