手仕事『しっとりフォカッチャ』

今週日曜日(2025年2月9日)に取り上げた絵本『ぼくのぱんわたしのぱん』でパン作りを取り上げました。パン作りはベンチタイムが子供達にとっては待てない時間であり、捏ねるという作業がすぐに飽きてしまうので親がフォローをしなくてはならない場合があります。しかしパン生地の柔らかさを手指で味わってもらいたいとも考えます。ということで1時間程度であまり時間をかけないフォカッチャ作り、そしてパン生地の柔らかさを味わう手仕事としてこの記事を書くことにしました。

フォカッチャはイタリアの素朴なで伝統的なパンで前菜の前や料理の付け合わせとして出されることの多いパンです。


使用する道具はスケッパー又はゴムベラ、そして穴あけを行う自らの指となり、今回はスケッパーを使用します。スケッパーにはステンレスとプラスチックがありますが、今回はボールの中で捏ねるという作業があるのでプラスチックを使用します。


材料は強力粉、ドライイースト、砂糖、塩、オリーブオイル、ミネラルウォーターのシンプルな基本材料です。トッピングにローズマリーを使用する人もいますが香りが強いので我が家ではあまり使用しません。ハーブの香りを楽しむという点では使用しても良いでしょう。



では早速作っていきましょう。

① ミネラルウォーター200ccにドライイースト8gを入れ混ぜ合わせて3分放置します。私はこのイーストの酸っぱい発酵感の強い香りを子供達に楽しんで欲しいと思います。なぜならパンの香りをイメージするのは焼き上がり時の香りや食したときの小麦の香りを感じやすいと思うのですが、パンを焼くにはイースト菌(酵母)の力が必要で自然界に存在する多種多様な菌の中の一種です。天然酵母のパンを販売しているお店の香りを想像してくれると分かりやすいと思います。



② 酵母を溶かした①に全体の強力粉の半分量である125gを入れて混ぜ合わせる



③ イーストの餌となる砂糖8g、塩3gを混ぜて、すぐに残りの強力粉125gを混ぜ合わせる



④ 混ぜ合わせた③をしっかりとスケッパーでグルテンを出させるために捏ねて20分ベンチタイムさせます。もしスケッパーが無ければゴムベラをご使用ください。


⑤ 20分のベンチタイムの後はガス抜きをしてオリーブオイルを15ccを回し入れて30度で30分発酵させます。発酵機の付いているオーブンなら30分で30分、もしなければ熱湯を入れたカップを準備しオーブンの中に③の材料と一緒に入れ40分〜1時間発酵を促します。


⑥ 30分発酵をした後に型に流し込んで4本の指にオリーブオイルをつけ穴をあけ、追いオリーブオイルと岩塩を振り掛け、200度17分焼き上げて完成。穴をあける時にパン生地の柔らかさを感じることができます。


200度で焼く前に以下のトッピングを載せて焼き上げるとまた別の美味しさのあるフォカッチャが出来上がります。トッピングはスライス玉ねぎ、ベーコン、にんにく、黒オリーブ、チーズなどあれば弾力のある生地でピザのような味わいと食感になります。

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