絵本『うさぎのくれたバレエシューズ』
春色の美しく淡い桜を存分に味わうことができる作品です。
5年も習い続けているバレエが好きで踊りたくて仕方がないのに上達しないことに悩み続け、お正月、誕生日、七夕様にも「踊りが上手になりますように」と祈る女の子。そんなジレンマに陥っている時に山の靴屋から不思議な小包が届きます。
淡く繊細な物語が展開され虚実の境を行き来する物語ですが、夢でないと思わせる踊っていう感覚と記憶は残り、尚且つバレエシューズが存在する事に不思議な感覚が残る物語として楽しむことができます。
春の朧月夜にそっと開いて読みたい作品です。
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