手仕事『レモンはちみつ漬け』

みなさんレモンの旬はいつかご存知ですか?お子さんが野菜や果物の取り組みをしている方ならお分かりだと思いますが、レモンの旬は冬。12月から3月が収穫期と言われています。しかしどうしてもレモネードやレモンスカッシュのイメージが強いようで夏と思われておられる方は案外多いものです。今回は私が愛してやまない熊本三角町の特別栽培のレモンを使用たレモンはちみつ漬けを取り上げます。1歳未満のお子さんには蜂蜜を使用していますので摂取させないようにして下さい。その理由については記事最後に記していますのでご一読ください。


レモンはビタミンCが豊富で免疫力を高めてくれます。また蜂蜜は抗菌作用があります。レモンと蜂蜜の効果を併せ持つこのレモンはちみつは疲労回復、喉の痛みや咳の緩和、免疫力を高める、美肌効果わかっています。昔から定番のものなので無農薬のレモンを使用することや蜂蜜に砂糖などの混ぜ物が入っていない蜜100%のものを使用します。

使用する道具はナイフとタネを取るためのピックですが、子供達にはレモンを瓶に詰めたり蜂蜜のチューブを押して蜜を出すこともしてほしいと考えます。指先に力を入れて蜜を出すように思えても手全体に力を入れることになるからです。昨今は子供達の握力がなく鉛筆さえもポロッと落としてしまう子供もいます。乳児期からのおもちゃを握ることや鉄棒を握るなどの運動系や雑巾を絞るなどのお手伝いが減っているからでしょう。


今回使用するのは特別な栽培をされたレモン2個と蜂蜜はオーガニックのものを300g使用します。レモンはなるべく農薬を使用しないものを使用しましょう。輸入物の多くは農薬や防腐剤がかけられていますからそれらを取り除くために重曹水に1日つけることもできますが、川ごとつけるのでなるべく無農薬をお勧めします。

レモンは皮のまま3〜5mmで輪切りにします。

また必ず苦味や渋みの原因となる種を取り除いておきます。レモンの両端は瓶詰め時に重しとして使用しますので捨てないようにしてください。


詰める瓶は必ず熱湯で煮沸したものを使用します。レモンの輪切りを1枚入れたら適量の蜂蜜を掛け、またレモンを上に載せ、さらに蜂蜜を掛けることを繰り返して詰めていきます。


瓶のギリギリまで詰めたら瓶の底を数回叩いて空気が入っていないか確認します。

そしてラップで空気が入らないよう密着させます。空気が入るとカビが発生してしまい属することができませんので必ず確認をして下さい。


ラップをしたらレモンの両端をラップの上にのせて重し代わりにします。その端は必ず身を削ぎ取り皮の部分だけにします。

そして一日日陰の涼しい所に置いたら重しのレモンは取り除いて捨てて下さい。これから沖縄は梅雨に入りますので小さな瓶の蓋を煮沸し水分を必ず拭き取って冷めたら重しのレモンを取り除いて冷蔵庫へ入れましょう。

レモネードに使用したり、炭酸で割って、アイスクリームに掛けて召し上がるのも良いでしょう。また紅茶に入れる方がおられますがこのレモンはちみつを紅茶に入れるとタンニンが出てしまうのでお勧めしません。

我が家ではチキンの照り焼きやサラダのドレッシングに使用することもあります。



1歳未満に蜂蜜を接種させない理由

蜂蜜は加熱処理をせずに商品化されるためボツリヌス菌が混じっていることがあります。たとえ加熱したものであってものボツリヌス菌の芽胞は120度で4分以上加熱しなければ金は死滅しません。120度という温度は通常の加熱では出すことが難しい温度です。またはちみつを使用した食品にも注意が必要です。ただし1998年7月から芽胞の加熱殺菌が行われていない商品には「1歳未満の乳児には与えない」という警告表示がなされることになりましたので参考になされてもいいと思います。ただし中には表示義務が守られていないことも考えられますので、蜂蜜の入っているものは与えないとお決めになった方がリスク回避になるのではないでしょうか。

このボツリヌス菌が体に入り乳児ボツリヌス症に感染してしまうと便秘や哺乳力の低下、表情が乏しくなる、手足の動きが少ない、力が入らないということが起こります。このような症状が出たら必ず受診をしましょう。過去に死亡例も出ていますのでご注意ください。

またボツリヌス菌は黒糖、コーンシロップにも含まれますのでご注意を。

蜂蜜を口にするのは1歳以降が望ましいといいますがそれも少量から始めましょう。

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