手仕事『春のお豆さんオムレツ』

春を迎えたらさやごと食べる豆類のオムレツは我が家の定番です。なぜ春の豆類を食するのかというと、春の豆は寒さ厳しい冬の間に栄養を蓄えているため甘味も旨味も栄養価も高い食品だからです。明治時代の医師であり薬剤師の石塚左玄は食養長寿論を説いて「学童を持つ人は躰育も智育も才育も全て食育にあると考えるべきである」という言葉を残しています。この言葉は正に一理あると認識しています。

「春は苦味を味わい、夏は酢の物、秋は辛味、冬は脂肪と旬のものを合わせて食べるのが良い」とも言葉を残し、その言葉を信じて我が家では春の苦味を味わった後は春の大地の恵みを凝縮させた豆を意識的に食すようにしています。今回は豆の料理の中でも少し風変わりなオムレツを取り上げます。

使用する道具はホイッパーです。子供が使用する設定で小さなサイズにしていますが大人が作る場合には大きなものをご使用ください。


材料は絹さや20g、スナップエンドウ30g、インゲン50g、モロッコインゲン70g、そら豆50g。そしてシャキシャキ食感を出すために新玉ねぎ100g、卵6個、クリームチーズ180g、とろけるチーズ40g、塩胡椒は適量、バターまたは油です。豆の量を多くしているので薄めのオムレツになりますが、厚めのオムレツにしたい場合は豆の量を調整するとよいでしょう。


豆は全て下茹で処理をします。そら豆は中の豆を取り出して絹さや以外の豆類とお湯の中へダイブさせます。茹で上げ直前に絹さやを入れて軽く湯がきます。そら豆だけはゆがいた後に薄皮を剥いてください。

卵は溶き卵にして塩胡椒をして味を整え、クリームチーズや豆など全ての材料を入れて混ぜ合わせます。

21〜24cmのフライパンにバターを敷いて全てを混ぜ合わせた卵を注ぎ入れて焼き上げていきます。


卵に火が入り固まり出したら大皿を使用して天地を返しまたフライパンに戻して日を入れていきます。

我が家は薄めのオムレツが好きなので卵を6個使用にしていますが、厚めのオムレツが好きな場合には卵を8個程度にすると良いでしょう。

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