スナップ『時間を理解すること』
小学校1年生からスタートする時計学習を先取りしている様子を今回は取り上げます。生徒さんは既に時刻を読むことや長短針を書き入れる取り組みは理解できており、時間に関する用語や24時制の理解を進めている最中にあります。
時計の学びは段階を踏んでその都度理解をしなければ先へ進むことはできません。これからは段階を経て時間・日にち・週間・月や年数の計算及び付随する文章問題、時間の換算、時差などの学びを進めます。その学びを進めるにあたっては確実にそれぞれの段階で理解し覚え習得しなければなりません。
写真は長針が動くと短針も少しずつ動いていることを理解し、1日は午前と午後があり、短針が1回まわると午前、2回目は午後になるという24時制の概念を理解させる取り組みを行っている様子です。実際に時計の教具を使用して理解し納得することが重要になります。
また長針が一回りする時間と短針が一回りする時間、長針短針が数字一つ分進む時間を正確に捉えることも行なっています。現在の学習を習得した後の次の学びは教具を使用したことを土台に時間の換算や変換が入ってきます。がそこには各時間の基本単位を確実に覚え理解し、その上で念頭に置きながら加減乗除を使用した学びを行うことになります。
学びをどんどん進めることに異論がおありになる方もおられるでしょうが、知識は学習だけの評価にとどまりません。今回の時間学習は子供の時間概念を育てスケジュール管理に波及し、自ら計画を立て達成する学びにも繋げることができます。また日々時計を目にする度に思考が働くわけですから反復思考を進め実力になっていくのです。全てが小さな学びの積み重ねであり、その先に続く学びを理解していくことは数年経つと大きな力(能力)になるのは当然です。一足飛びで丸々暗記をしたとして数ヶ月で忘れる内容も多く学習の綻びが現れます。とにかく丁寧に学び、実際に行動し反復しアウトプットに重きを置くことそして継続することが重要なのです。
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