提案『メンタルローテーションNo.6 6歳数多くの実践』

6歳の子供にとってのメンタルローテーション(頭の中で物の向きや形を回転させる力)は、学習や日常生活の土台になるとても重要な能力です。5歳児の爆発的な芽が出てきたタイミングで実際に回転させる言葉を理解し、視点を変えて対象物を見る機会を増やし、実際に反転させるなどの行動を起こしながら6歳を迎えます。それを受けて6歳では力をつけるために多くの経験をさせるために2D(二次元の縦横)から3D(三次元の縦横奥行き)へ移行を促していく時期に突入していきます。つまり5歳の土台を活用しさらにステップアップするために実際に対象物を手で動かすことと、ペーパー学習も入れつつ取組みを実行していきます。



① 「正解」よりも「試すこと」

6歳はまだ発達途中です。そして何よりも 6歳のメンタルローテーションで大事なことは速さや正確さよりもいろいろな向きから見て考え、そして実際に手で回して確かめることが重要なのです。正解を出すことよりも間違えても心折れずに何度もやり直すことを心に留めて楽しむことや試すことが重要です。そして理解できたことを何度も反復することで「できた、理解した」という確認を本人がすることで自信に繋げていくことを進めます。




② 実物を使った体験が最優先

6歳という年齢では頭の中だけで回すのはまだ難しいことも多いものです。ですから多くの積み木、パズル、タングラム、レゴブロック、迷路などを実際に使用しその精度を上げていくことが必要です。と同時に6歳はメンタルローテーションが「直感+論理」で使えるようになります。ここで獲得したメンタルローテーションは必ず小中学校の図形学習に直結していきます。時間がある幼児期にこの実物を使った体験を多く行うべきだと考えます。




③ 2D(二次元)平面の取組みを叩き込む

多くの子供達はいきなりメンタルローテーションの3D(三次元)を頭の中に思い浮かべ、回転させることができることはありません。多くの子供達は二次元の平面の形を頭の中で回す力(2D回転)を確実に獲得しなければ3Dに移行することはできないのです。つまり2Dを抑えなければ3D以降は難しく先ずは平面の縦横という概念を使用し、90度回転を平面図形で理解させることが必要です。乳児期からの入室の生徒さんは4、5歳でこの取組みに至るように導いていますが、一般的な場合だと6歳からがこの回転図形は望ましいと思われます。

例えば以下の写真のように横向きの L 字や△を写真のように90度回転させた形を実際に手続きさせ、頭の中で思い描くことができるようにします。これができるようになると次に3D(立体回転)へ移行できるのです。「実際に回してみる」ことを行い徐々に「頭の中で考える」ことへ先ずは平面図形から行います。そして多くの特徴的図形(フレーベル第七恩物など)を使用し理解度を上げるようにしていきます。



④ 3D(三次元)立体的取り組みを訓練する

立体の回転は子供達にとっては手で物を回転させるということがなければ本当に難しいものです。そして子供達がこの三次元の取り組みをスムーズに行えるようになるためには、先ずサイコロを90度回転させながら見え方を目で理解するようにします。またサイコロにかかわらず色々な立体積み木を左右前後と何度も動かしてみることがとても大事です。

この三次元の取組みは的確な言葉を付け加え考えながら手続きをすることが必要になります。例えば「右に90度サイコロをゴロンと転がす」「前に90度パタンと倒す」など言葉を使い考えながらサイコロや立体積み木を使用して先ず簡単な積み木の形から実践を増やしてください。ここでさらに重要なことは「90度右に倒したらどう見えるか?」など頭の中で形を思い描くことを必ず行うようにします。

サイコロは見えない面の数字を考えさせる内容も含まれます。頭の中で回す練習を身につけられるようにサイコロの規則性を理解しておきます。また立体積み木は見え方がより複雑になるため反復練習での確認をしっかりと時間をかけて行います。これらのことがスムーズにできるようになって初めて基本的なメンタルローテーションが身につくようになります。それまでは楽しみながらの練習が上達の鍵を握ります。




⑤ プリントからの立体読み込み

メンタルローテーションの理解が進んでくると少しずつプリントなどの平面(二次元)から立体的な読み起こし(三次元)を行えるように促しが必要になります。6歳となると入学前の年齢ですから小学校入学する前にたっぷりと時間をとり行っていくようにして欲しいと考えます。また読み書き上で鏡文字が減少するのもメンタルローテーションが育ってきた証でもあります。また立体図形も上手に書き上げるようになります。立体図形のみならず図形が上手に書けない場合はメンタルローテーション以前の図形を捉える力が育っていないことも十分考えられます。

我が子の場合にはメンタルローテーション力を上げるために一時期、相対する人が方向を変えずに文字が読めるように逆さ文字を書くことも行いました。それが上達すると左右から文字を書くということも行いました。この時に書き順が反転してしまうことも起きてしまうのですが、そこは精査力としっかりと文字を書くという切り替えが必要になるので無理にはおすすめしません。しかし頭をフル回転させて思考する力はかなり鍛えられます。




⑥ 男女差の差はこの時点ではごくわずか

実は図形力という研究では男女の差が出ることもありますが、幼い頃から図形に関係する取組みをしておけば幼児期の図形力の男女差はほぼありません。つまり6歳前後の子供達には体験や経験が結果として出やすく、ブロック遊びや立体遊びの経験が多ければ多いほど伸びやすいと言えるのです。

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