スナップ『沖縄すごろく』

今回は生徒さんの自由工作について取り上げます。自由工作とは、「何を作るか」「どう作るか」を子供自身が決めて取り組む工作のことです。単に「好きなものを作る」というだけではなく、実は子供の主体性や自己プロデュース力を育てるにも良い効果が期待できる題材です。くしくも今週の提案記事『自己プロデュース力とは』(記事はこちら)、提案『自己プロデュース力 No.2』(記事はこちら)を記していたため、リンクできる内容だと判断し、ご連絡いただいたタイミングで是非取り上げさせてほしいとご依頼したという経緯です。この作品が自己プロデュース力とどのように関係しているのかを最後に記しています。そちらをヒントに皆さんも工作を通して自己プロデュース力とは何かを考えてみてください。

すごろく遊びに興じるようになったのは、お母様がお友達の家に伺う際に持たせたすごろくだったようです。それも市販されているものではなく、パソコンからの印刷し作って持たせたそうで、わざわざ作って持たせるというのはテンプレートがあったにせよ、作業時間が生まれるので子育て中のお母様には少しハードルの高いことだと考えます。それでも子供達が楽しく遊んでくれるならばという愛情行動が素敵なことだと感じます。その思いをお子さんがしっかりと受け止めて、面白いお題を考えて自由工作に挑まれたということです。また土地柄を生かすと言う点で色々な考えをノートに記されたようです。例えば学校で飼育されているオオゴマダラをヒントに「オオゴマダラ  ゲット」「キジムナーに会った」「ハブに遭遇」など沖縄にちなんだ情報を盛り込み、尚且つ沖縄色を出すために「シーサー」「ヤンバルクイナなどのイラストも書き加えたそうです。

そしてここからがすごい‼️ お題が完成した後にスタートからゴールまでの順番を「どうしたら楽しいすごろくになるか」の順番を仮置きし、一度遊びながら構成したようです。また男の子達も一緒に遊べるようにした配慮も施されています。

オリジナルキャラクターを考えながら2日ほどかけて制作されたそうですので、時間も労力もかかったと思いますが、先取りしている2年生の定規学習も取り組んでくださり、細部までこだわった作品が完成しています。

生徒さんの取り組みを自己プロデュース力に当てはめてみると、

「何を作りたい?」→ 自分の興味・好きを見つける

「誰に使ってほしい?」→ 自分を含めたお友達(男の子も)を意識する

「どうしたら面白くなる?」→ 沖縄のアイディアやキャラクター入れて工夫をする

「どうやって作ろう?」→ノートに記したりと試行錯誤する

「できたものを誰かに見せる」→ 友達と楽しく行うことで価値を人に届ける

「どこが伝わった?どこが伝わらなかった?」→ 友達の意見を聞いて分析・改善する

という一連の経験ができます。よって自由工作は完成した作品を評価する課題ではなく、「自分でテーマを決め、試し、誰かに届け、反応を受けて改善するプロジェクト」として捉えるとかなり意味深いことになります。この工作をとしての自己プロデュース力の育みは、まず工作を楽しんで作る取り組みを私は3歳前から行うべきだと考えています。作ることが楽しい経験をしなければ、そこから次に繋がるものは見つけられません。是非3歳を目処に手先に器用さを獲得して工作に繋がるような働きかけをご家庭でも行なってください。

Baby教室シオ

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