おもちゃ『バヨ社 乗りもの』

ポーランド発のおもちゃを紹介。このおもちゃは自らの子に使う機会はありませんでしたが、ボーネルンドで扱うようになり手にした時に懐かしさと手に馴染む感覚が心を捉えました。

留学中と社会人になってからできたポーランドの友人がいます。彼らは日本人とどこか感覚が似ていて労働を苦にしない真面目さがありました。また何よりも共産主義的国の出身でありながらほんとにフレンドリーで親切でした。そんな下地があるためかバヨ社の建築家兼デザイナーボイテック・バヨール氏の信念に心打たれました。彼は「人としての基礎を作る幼い時にこそ本物のデザインに触れてほしい」という思いを込めたそうです。1989年の共産主義が崩壊し生活の劇的変化の中、数年後の会社立ち上げですから深い想いがなければここまでにはなっていなかったと思います。本物を見極める人が作るものには言葉では捉えきれない感覚的美があります。0~1歳のお子さんには是非手にしてほしいおもちゃです。

バヨ社の乗りものは小さな子も握りやすいコンパクトな厚さです。前後左右に動かして遊び1歳前後の子の手に馴染むサイズなので、前後左右に動かし遊び続けることが多いようです。

消防車の梯子は前後左右に倒すことができ、その動きだけを楽しんでいる場合もあります。

良いおもちゃというのは子供の気付きを引き出してくれるものです。タイヤをコロコロと動かす遊びが中心になりますが、その他の遊びを引き出すことを親が教えるのではなく、子自ら遊びを発見できるように見守り、子の成長を発見してほしいものです。

消防車には小さな鈴がはめ込まれています。動かすたびに音がなるので手にして振り回すこともあります。梯子を手にして振り回すと本体を顔や頭にぶつけてしまう可能性があるので注意しましょう。

また鈴を取ろうと必死に指を入れる子もいます。鈴は接着されていないので動きますが、両車輪があるので取り出すことはできません。そのことに愚図る子もいますがその時は諦める促しの声掛けをしましょう。幼い頃の愚図りは生理的なものだけにし、行動から来る癇癪に繋がるような愚図りはさせないようにしましょう。

これらのバヨ社の乗りものは持ち運びが楽です。バックに忍ばせたり、ベビーカーに取り付けたりしながら持て余す時間を乗り切ることもできるでしょう。

小さな子は口探索のするので安全設計にも配慮し作られています。口で確かめて手を動かしてたくさんの遊びを楽しんでほしいと考えます。

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