おもちゃ『カラームカデ』

北欧ならではの美しいフォルムと色合いのフィンランド・ユシラ社のカラームカデ。色々なプルトイを見てきましたが一人の子供の成長だけでなく、世代を超えて長い期間使える一品です。


乳児の視覚発達途中には最適です。色々なタイプのプルトイがありますが、まるでムカデのように足が小刻みに動く様はコミカルで子供の潜在的な能力にダイレクトに響きます。

このおもちゃには視野拡大と聴覚刺激、ものの関連性の学習の3つの発達を促すことができます。

1、視野拡大

プルトイとして使用するのが本来の使い方ではありますが、ベビーメリーとしてお使いになられている方もおられました。動くことはありませんが目の焦点を合わせる練習固視としての使用法もありだと思います。ただし落下しないように注意をして下さい。


寝返りを打ち出す生後4ヶ月頃にはまだ両眼視ができず発達途中であるため、明瞭な色の認知がしやすくゆっくりと動かして見せていきます。使用し遊んでいるうちに首の可動域も広がり追視の練習にもなります。


お座りの時期には視線の高さ変化によりものの見え方が劇的に変わります。するとカラームカデを触りたいという積極的意志が芽生えごく自然に視野拡大が開始され、ハイハイの促しも行えます。



2、聴覚刺激

よちよち歩きではカラームカデを引き摺り歩くことでカタカタと心地良い音を立てます。その音の響きに吸い寄せられるように視線を向けて子供は楽しみます。左右の足の回転がリズミカルに回転し、またその様子がとても滑稽で心奪われます。

3、ものの関連性の学習

子供自身が行動しそれに追随して変化する遊びをものすごく喜び、何度も繰り返し集中力を伸ばしていきます。紐を引っ張ることでムカデが動くことを理解し、強く紐を引いたり、速度に変化をつけたり、部屋中を駆け回り、時には階段を利用し上下運動を楽しみ、高い所から吊るしてみたりとムカデの変化を確認する実験を行います。また床や絨毯、玄関のたたきなどで音の変化を実験検証したりと思いつく限りのことを好奇心のまま実行し遊びます。

年齢によって遊ぶ道具を親が選別しがちですが、品質の良いものは年齢関係なく子供の手に届くところに置いておくのも必要なことです。なぜなら子供は日々生活の中から刺激を受け感性を磨いて、新たな発見をし実験をする発想を生み出しているからです。遊びに年齢制限がないように優れたおもちゃにも年齢制限はないのです。

Baby教室シオ

ほんものの学び。今必要な学び。乳児期から就学期までを総合プロデュースする沖縄初の乳児のためのベビー教室です。