絵本『ぼく、うしになる』

インパクトのある牛の表情。なぜか牛に見下されている視線の流れと牛の息遣いが聞こえ、鼻息が顔にかかりそうな迫力を感じます。

誰が牛になったのか、どうして牛になってしまったのかと表紙を見ただけで空想し、足跡から牛の蹄跡に誘われるままページを捲り読み始めるまでに時間はかかりません。

あれよあれよと話が突拍子もない方向へと進む絵本。なんだなんだと人間が牛になり夢の世界へ誘われる滑稽な絵本。そうそうあっという間に読み終わりそして何度も繰り返し読みたくなります。

人間が牛になるなんてありえない内容に面白さを感じますが、事の発端は食事をした後に直ぐソファーで横になったこと。「たべてすぐにねると うしになっちゃうわよ」という母の言葉は多くの人が言われたことがあるかもしれません。

深く考えずさらっと読めることがこの絵本の最大の魅力かもしれません。男女問わずひょうきんなお子さんならものすごく楽しめる絵本です。

Baby教室シオ

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