提案『自立の促し 3人生を豊かにする教養』

自立の促しと人生を豊かにするための教養についてどう関係しているのか不思議だとお思いの方がおられるでしょう。当教室が目標とするこの項目は、幼少期の自立を促す事案により心豊かに関心や興味の幅を広げていくことを差しています。

その解説をする前に教養について話をしておきます。

教養とは、自らの課題に対して一人で物事に対処し、生きていくために知恵や知識を身に付け、自分なりの考えや発想を実践することをさします。このように自ら知識を学び経験値を上げ、豊かに生きていくために『言葉・文学・文化・スポーツ・行事・歴史・芸術・自然科学・日本や世界の動向』などのあらゆるジャンルを学ぶことをお勧めします。

このことを念頭に置いてブログをお読みください。

教養を身につけるために必要なことは4つ。① 本を読むことこ ② 経験させること ③ 集中させること ④ 自分なりに発展させること

これらを確りと押えることで先ず1歳を過ぎたら自立への促しを是非とも意識し働きかけを行っていただきたいと考えます。


① 本を読むこと

これまで多くの生徒さんとそのご家族に接してきた経験から言えることは、教養豊かなご家庭に於いては語彙がとても豊富だということです。語彙を豊かにするための取組みはお座りができるようになる生後半年頃にカードや絵本を用いて本格的に働きかけを行います。

そしてその働きかけは偏りがあってはならず、万遍無くありとあらゆる言葉のを認知することが重要です。特定のジャンルだけを好むと多くの語彙の獲得に至らず、物事の関心や興味の偏りにも繋がり、ものの好き嫌いも特徴として出て受入れが難しい場合があります。そのことにより多くのチャンスを失うことに繋がりがることは大変勿体無く思います。

以前生徒さんに「どうして先生は本を読むの?」と言われたことがあります。私はその場でこう答えました。「人生を豊かに生きるため」と。これはどうして勉強するのと言うことにも当てはまります。知識を持ち生徒さんと実践し、自分にしかできないことを追求したことが金曜日のブログのように思います。お時間のあるときに覗いてみてください。



② 経験させること

語彙数の獲得が多ければ多いほどより多くのことに興味や関心が湧くため、経験したいという意欲も育ち、意欲の高い子は1歳過ぎからその特徴が出てきます。

身の回りのことを自力でしようとすることや大人の行動をじっと観察することも増え、それを行おうとします。がまだまだ手や指その他の身体を上手に動かせず失敗の方が多いものです。失敗をはできる限り容認し、失敗して当たり前成功したらラッキーと思い実践させる環境を作り、存分に経験をさせることが重要です。子供自身が自分で身の回りのことができるように促し、お手伝いを通して様々なものへの関心の芽を育てましょう。


③ 集中させる(物事に打ち込ませる)

子供達は身の回りのこと、お手伝い、興味のあることや遊びなどから集中できることを見出していきます。その集中力を身に付けさせることを意識し、打ち込める環境設計が必要なため子供が好きなことは何かを親が見極めることが大切です。


④ 自分なりに発展させること

子供達にとって身の回りのことやお手伝いは遊びであり、何でも遊びに変える天才です。幾つかの遊びを組合わせて自分なりの表現を行い、そこからまた新たな発見をしていきます。人と同じ事をするよりも自分なりの何かを見つけることが人生を豊かにし謳歌することに繋がります。


ここからはお手伝いなどを通してどのような教養に繋げることができるかをほんの一例として記しておきます。

・花の水やり・・・・ガーデニング、活け花、フラワーアレンジメント

・飲み物を注ぐ・・・茶道、紅茶やコーヒーの入れ方、酒類のマイスター

・料理手伝い・・・・食育、料理作り、食文化を掘り下げる

・カトラリー並べ・・テーブルマナーの習得、テーブルセッティング

・絵の具遊び・・・・絵画に親しむ、美術館に行く、絵を描く

・砂や泥遊び・・・・工作、陶芸

・音遊び・・・・・・歌や楽器、コンサートやミュージカルを楽しむ

・体を動かす・・・・スポーツ、バレエなどのいろいろな舞踏

・読書・・・・・・・文を書く、名作を読む、あらゆるジャンルに精通する

・知識を覚える・・・物事を深く楽しむ、博物館や科学館へ行く

・指先を使うこと・・手芸、工芸、機械の制作、書道

・体を動かす・・・・スポーツを楽しむ




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