おもちゃ『ネフ社 ドリオ』

葡萄をイメージした色鮮やかでフォルムの美しいラトル。葡萄といえば有島武郎の『一房の葡萄』の児童文学やゴッホの生前に売れたたった一枚の『赤い葡萄畑』、ラトゥールの『ぶどうと桃のある静物』、モネの『りんごとぶどう』を思い出してしまう。その文学や絵画表現にも負けず劣らずの美しいおもちゃ。手にするとその意味が分かり、乳児の遊ぶ姿に更に納得がいきます。


乳児の発達の観点からこのおもちゃを見ていきましょう。

先ず美しい色が乳児の未発達の視覚にも働き掛けが行える5色の木玉の色鮮やかさは、握力のない頃には親が振り動かし視覚の促しに使用します。また丸い形は乳児が最初に認知する形です。


手にして振ると楓の乾いた美しいカラカラ、カチカチとなんとも心地良い音がします。聴覚が視覚よりも勝っている乳児初期にこの音を頼りに、音のする方へ重い頭を動かしながら目で追うようになります。この動きが首のすわりを促します。

このドリオを乳児に手渡すと必ず舐める、しゃぶる、銜えるなどの口探索を行います。

その中でも銜える行為は同色の木玉同士紐で繋がっているため楽しいようで、木玉を銜えて紐を引っ張る行為が離乳食のカミカミやモグモグ期の咀嚼の促しに繋がります。

持ち手の先は喉を突かないよう安全設計もされています。

重さは65g前後なので生後6ヶ月前後で持つことができます。ハンドリガードをする頃におもちゃを手にすることがないと、指がおもちゃになっている場合があります。そのようなケースはいきなりドリオを持つことが難しいので別のラトルで持つことを行いましょう。


一房に多くの実をつける葡萄とは豊穣や富の繁栄を象徴するものでこのネフ社のベビートイの中ではダントツの人気があります。このおもちゃを使用した子供の実り多き人生を心から祈ります。

Baby教室シオ

ほんものの学び。今必要な学び。乳児期から就学期までを総合プロデュースする沖縄初の乳児のためのベビー教室です。