教具『指先と注意力を育てるビーズセット』

現代のモンテッソーリ教具と言う別名を持つTAGセラピー教具です。とても良質なものなので基本的使用方法から学習に用いたり、時にはおもちゃとしても使用しています。

数あるTAG教具の中から『指先と注意力を育てるビーズセット』を取上げます。


6色ビーズがあり1個が直径1.8cmと小さいため口探索を行う乳児には使用できませんが、口探索が減る1歳半頃には確りとした監視の下、色ビーズを台座に置くことのトレーニングに入ります。目と手の協応動作が目的ですのでこの時点で色の配列は設定は行いません。


2歳頃になると色への意識が高まり関心が出てきます。その発達を活かし6種類の色ビーズの色分けを行います。これは算数の初歩の土台となる種類分けや仲間集めになります。数唱が同時にできる場合は行い、できない場合は周りが唱えます。


また指先も器用になってくるためビーズの紐通しを行います。紐の先端は約2.5~3cmほど確りとテーピングされたものを使用します。紐が難しい場合は先端をカットした竹串を使用し、安全に使用できるよう注意を払い使用しても構いません。


最終的に使用するスタイルは色の配列が描かれた台紙を活用し、色ビーズの配置のトレーニングを行うことです。12枚もの台紙を用いて論理的に配列を認識して取組みを行います。

後々台紙を使用せず並んでいる色ビーズの法則性を発見し、次にくる色ビーズは何かを予測し配置する取組みに入ります。また確りとした聞く力を育てるためにも配列を口頭で伝えて再現する取組みも同時に行います。

このような取組みを行った後には配列を予測するトレーニングを実際の教具がなくともプリント学習で理解できるよう進めます。

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