提案『習得に効果的な時期』

子供が身に付けること、身に付けなければならないことはたくさんあり、そしてそのタイミングは子供の発達と深く関係しています。特に0歳から6歳までを特に重要視しなければならず、その内容は身体発達から運動(微細運動・粗大運動)、言語、感覚、秩序、小さいものへの関心、空間認知、礼儀作法、身支度、音楽、学習(読み・書き・数)などがあります。またそれら全てに於いて最適な時期があり効果的に身につけるタイミングを逃さないということが重要になります。今後数度に分けて特注的な行動を取上げて説明していきますので読んでいただけると参考になるでしょう。

例えば生後3ヶ月頃に現われるハンドリガードは、自身の手を見るという視覚の発達運動や手を動かすことや口に入れることを行い感覚統合をはかります。このとき乳児は静かに夢中にハンドリガードを繰り返し行います。そして感覚統合をし終えると二度とハンドリガードを行うことはありませんし、這うことをしなかったからといって歩行し始めた子供に這うことをさせようとしても歩き出してしまいます。

その時々で獲得すべき時期がありそのことを念頭に入れておけば、より深く働きかけができるというものです。

また2歳頃に現われる秩序性は特定の場所に物を置くことへの拘りやこうでなければならない、いつもと同じことをしたがる発達の段階で物事の一貫性と繰り返しが強く現れます。この秩序の獲得は特に重要で生理整頓という躾に関することや学習面の理論立ての理解にも大きく影響してきます。

このように子供にはその時々で夢中になりその行動を繰り返す絶好のタイミングが訪れます。そして繰り返し行う行動がある時期を境にピタッと行わなくなります。十分に満足させてあげることで次のステージに自発的に進むことができます。その一方で時期が過ぎれば熱心さが薄れるため同じような働きかけを行おうとしても効果は差ほど期待できません。

次回からしばらく具体的にどのような発達時期が現われるのかをアナウンスしていきます。

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