教具『草書体指先運動練習盤』
乳児にとって手や指の運動獲得は視覚よりも遅れて発達していき、視覚発達の先行により物を掴むという運動機能を発達させていきます。
子共の手の運動は大脳中枢に刺激を与え、言語中枢への発達も同時に促していきます。手の動きと言語発達との関連性が深いことを理解し、乳児期から手や指をしっかりと動かし様々なものを扱う環境を整え、2歳以降は今回取上げる教具をスムーズに扱えるようにしましょう。
今回紹介するのは2歳児向けにクレヨンや鉛筆を使用する前に運筆感覚を促すための教具として使用させています。
グリップの摘み部分は木製で手触りがよく手で包み込み力を抜いてくるくる回し動かしていきます。
右から左へ、左から右へ、上から下へ、下から上へと動かすことができ左右のバランスを考えながら取組んでいきます。2歳時は力任せに動かそうとしますが、適度に力を抜いてそっと動かす按排の獲得が重要でもあります。
2歳時中心に使用させていますが、運筆に必要な視線の流れが苦手な幼児にも使用をさせています。
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