スナップ『行事言葉を愉しむ』

子供の発達には最適なタイミングがあります。そのタイミングを敏感期といいますが、敏感期は苦労せずに特定の発達を吸収することができ、その敏感期を終えた後に特定のことを身につけよう、吸収しようとすると努力や学びが必要になります。敏感期はものすごい勢いで吸収するのでそのタイミングを逃すべきではないと考えます。

言語の敏感(獲得)は0歳~6歳までですが、3歳~4歳までは書くことの敏感期、3歳~5歳までは読むことの敏感期を迎えます。今回はその敏感期を迎えている生徒さんの行事言葉を愉しむ様子をご覧いただきます。

この数ヶ月ものすごい勢いで伸びてきました。4歳になり前向きの姿勢が各取組みごとに見受けられるようになり、レッスンも楽しそうに笑いがこぼれるようになりました。私もそんな彼女の様子を微笑ましく愛らしく思います。

当教室では行事言葉に触れることは当然のこと。その月々で行事を意識した取組みを行うようにしています。今回は行事言葉を認知しているか、言葉を正しく配列できるか、50音表がインプットでき文字を探すことができているかを確認しました。

いつもならプリントを用いての書き取りや単語読みを行って語彙を増やすトレーニングを行っています。基本に忠実な学びも必要ですがそれだけでは飽きてしまいます。よって遊び心を取り入れながら手を使い立体的で小さなものを扱い、文字とフィギュアで視覚的に捉える愉しみ方を実践し言葉の定着をはかります。

何気なく捨ててしまうペットボトルのキャップを用いてひらがな50音を作りました。50音46文字以外にも濁音・半濁音・拗音・促音なども準備する必要があります。小さなご兄弟姉妹がおられる場合には誤飲の可能性があるので注意が必要です。


フィギュアと50音キャップをセットすることで言葉の意味がイメージしやすくなります。菖蒲の花を教室のアレンジメントで確かめながら、葉をお風呂に浮かべて菖蒲湯にすること、昔話を話しペーパーで確認し実践しました。来週はどのようなフィギュアが登場するのかとわくわくしてくれると嬉しいなと思います。

Baby教室シオ

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