スナップ『野菜果物の断面図』

今週は年長さんが描いた苦瓜の縦横断面図を取上げます。毎日懸命に取組みをこなし、小学校入学に向けてスパートをかけています。

苦瓜全体の輪郭を上手に捉え外の濃い緑色、中の綿を黄緑色と白色部分や種を表現しています。幼児期に対象物をを捉えて描くことは、見ながら忠実に描くのではなく、その子がどのように対象物を見ているかの感覚が中心となる年齢です。何度も繰り返すことで丸みのある凹凸であり、大小多きさの異なるものであることに気付きます。するとその差を描こうとより忠実に見る観察眼が磨かれるようになります。

子供にとり多くの道具を扱うことができるようになることは重要な経験です。おそくとも年長さんで包丁を扱うことも促して欲しいと思います。断面を想像して上手に切ることも必要ですが、切ってみて想像した断面ではない場合にどうしてそのようになったのかを考えることが重要なのです。そのことを踏まえて再度実践することで確かな答えを自ら見つけることができるでしょう。


これからもどんどん多くの野菜や果物を切ることで野菜や果物に関心を持ちその名前、旬の時期、実を付ける場所や生産地、味の特徴や料理の仕方食べ方などを発見して欲しいと思います。

子供は自ら行動することで関心の芽が生まれいろいろな学びを吸収していきます。見聞きしたことが自分の手元に引き寄せて考えることができるように日々の種蒔きをできるだけ多くしましょう。

Baby教室シオ

ほんものの学び。今必要な学び。乳児期から就学期までを総合プロデュースする沖縄初の乳児のためのベビー教室です。