教具『セミの成長』

もうセミが鳴き始めました。我が家の庭にも今夏一番に脱皮をした幼虫がいたようで抜け殻を発見しました。今回より暫く生き物の成長プロセス教具紹介に入ります。

男女問わず虫取りをどんどんさせるようにお願いしていますが、子供が目にする機会が多いのはどの昆虫も成虫になってからです。完全変態の事実に気づくことができるのは直接完全変態の昆虫を見ることができる場合か、興味をもってその事実を絵本や図鑑などで学んでいる場合です。

なかなか目にする機会が少ないセミの一生をフィギュアで見ていきましょう。

セミは枯れ木に卵を産み付けてからその一年後の夏に孵化し、土の中へと潜り木の根から樹液を吸い、何度も脱皮を繰り返し土の中で平均6、7年過ごすといわれ、長い時間をかけゆっくりと成長します。成虫になるために殻を脱ぎ捨てた瞬間は透明感溢れるとても美しい色をしています。成虫後は幼虫とは比べものにならないほどの短い生涯のため大きな鳴き声を出しているのだろうと勝手な解釈をし、毎年セミの鳴き声を愛おしく感じます。セミの鳴き声を煩いと感じるのか、彼らの短い生涯に心を寄せて夏だと感じ入るのか人それぞれですが、子供にはセミの懸命さを知って欲しいものです。


レッスンでは土の中でどのように成長するのかを調べながらフィギュアを手にしてより身近な学びを進めて行きます。是非興味を持たせ子供自身が調べることや知ることの喜びを感じて欲しいと願います。

最後に我が家の玄関横の階段で脱皮をしているセミを発見したときのショットです。背中をぴくぴくと動かしながら殻を破り、重力に逆らい懸命に殻から抜け出そうとしています。一生懸命と言うのはこういうことかもしれません。

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