教具『バッタの成長』

昆虫が好きな子はどうして好きなのでしょうか?

私もそうでしたが昆虫は人間が想像している以上に面白い動きをするものです。自由に飛び回り、跳ねたり、歩き回り、俊敏であったりゆったりとしたペースなど予想だにしない動きを行い、それらを捕まえることに喜びを感じるから心惹かれるのかもしれません。

蝶を網で素早く手首を返し捕まえること、セミにそっと近寄り捕まえ羽音や腹弁の激しい動きを感じ、カブトムシやクワガタの手足に掴まれ時に指を挟まれ、バッタは掌で地面を覆い隠すように捕まえもぞもぞと動くその感覚に興奮した記憶があります。

またセミにおしっこをかけられたり、バッタが口から吐く茶色の半消化物が手に付いてしまったことも知識を得るためには良い経験ですから小さな生き物の命やその世界を覗いて欲しいと思います。

お腹を土の中に刺し込み産卵管から卵を生み出しますが、その様子を見ることは難しいためこの教具を使用し成長プロセスを確かめていきます。

また庭で捕まえたショウリョウバッタの葉を食べる様子を収めた動画やその他のバッタ類の写真を見ながら種類を多く認知する機会をも設けています。

トノサマバッタは時に後ろ足が無くとも力強く跳ぶことができます。子供はその片脚の無いことに心配をすることがありますが、それでも昆虫はハンディーを感じさせず逞しく美しい跳躍を見せてくれます。昆虫に対しても優しさを以って思いを馳せることができるといいでしょう。

Baby教室シオ

ほんものの学び。今必要な学び。乳児期から就学期までを総合プロデュースする沖縄初の乳児のためのベビー教室です。