スナップ『大きな太陽系に思いを馳せて』

先週の太陽系粘土製作に続き今回は太陽系の張子作りをしている様子をご紹介。

4月の宇宙展をお友達と訪れたのをきっかけにプラネタリウムを見に行くことを計画され、コロナ禍であることも考慮しつつ予約をされると他の予約者はおらず感染リスク回避で経験が積めたそうです。

プラネタリウムでも太陽系の画像に反応し、「地球だ、太陽だ、土星だ」と声を上げられ宇宙展での学びが形になっていたようです。

5月に入りご家族で皆既月食を見ることもできたそうで、6月にはこの張子に挑戦されました。

お母様は工作好きのお嬢さんのために何か形にしてもらおうと粘土やこの張子制作を思いついたそうです。ご自身のお子さんが何が好きで、どのようなことが得意なのかをしっかりと認識されておられるからこそ、このような良い流れの取組みができたように思います。

大人しくて自分の好きなことを淡々とこなすことができていることは宝物です。知ることやできることが増えると欲が出て、欲が意欲へと繋がっていきます。必ずしもこのような大作でなくても日々の小さな目の前にあることをこなして『私はできる』という自信を持たせることが意欲に繋げましょう。がしかし子供成長はじっくり育てるものと、鉄は熱きうちに打てと間髪いれずに強化していくことの2つに大きく分かれます。その見極めは私達大人の判断ではなく、子供達主体の子供達による子供達のための行動判断が望ましいといえます。それだからこそ親の眼差しは子供の変化を見逃さないようにすべきなのです。

子供は内なる成長を直ぐに表現できる子、簡単に言葉や行動で表現できない子がいます。私達大人が思っている以上に子供の内なる成長のキャパは大きいと考えています。何の反応も無いと大人が感じていてもある日突然いろいろな表現が溢れ出てくる日が来るかもしれません。その日がくることを信じて親はできるだけの時間を労力を愛を与えておくことの方が肝要だと思います。

子供のゆっくりした行動も、冷や冷やとするすばしっこさも、怒涛のように止まらぬおしゃべりも、言葉での表現が少なくても、優し過ぎたり自己PRが強過ぎても、自己の意見が曲げられなくても全てがその子の個性です。その個性を良い方向に導くための努力をすればいいだけなのです。

今回の生徒さんも最初はそんなに太陽系に思いがあるほうではなかったとお母様はおっしゃっていましたが、折に触れてご家族やお友達と共に経験する機会を増やし、お子さんの好きな表現方法を取ることで「太陽だ、地球だ、土星だ。」と知り得たことが表現として出てきたと考えます。『この子はこれが得意だから、好きだから・・・こんな機会を与えてみよう』というお母様ならではの視点で成長を促せることがお母様の最良の技量(テクニック)の獲得です。私も含めて母は子育てに於いて大なり小なり失敗はするものです。あの時こうすればよかった、もっとこんな働きかけをすれば良かったと後悔される事もあるでしょうが、そのことに気付いただけでも宝物を手に入れたと私は考えます。不足は満足いくまでのチャンスがあり、短所は長所に持っていくまでの面白さがあると心を切替えてみましょう。

さぁ、できることや目の前にあることからスタートして小さな自信が大きな確信に変わることができるよう願っています。そしてこのような取組みを皆さんが1つや2つお子さんと共に経験できるチャンスを生み出されますように。

Baby教室シオ

ほんものの学び。今必要な学び。乳児期から就学期までを総合プロデュースする沖縄初の乳児のためのベビー教室です。