スナップ『花火を絵画く』

毎年花火の絵を画いたり、工作で表現したりと『夏=花火』をどう表現しようかと考えておられる生徒さんです。最初はレッスン内で絵の具を黒の画用紙に垂らしストローで息を吹きかけて表現したものでした。その年に琉球海炎蔡を見に行ってから花火の虜になったとか。しかしこのコロナ禍で見ることができず動画を楽しんでいるそうです。

実際にあの音と映像、人々の歓声の臨場感を味わうと動画では物足りないでしょう。来年こそは潮風を受けながら花火の打ち上げを仰ぎ見上げることができますようにと祈るばかりです。

今回はいろいろと花火を画く方法を提案させてもらいましたが、その中からストローの先にはさみを入れて細かく切り絵の具を付けて押し当てる方法をチョイスしたようです。この方法は先ずストローの先をかなり細かくカットすることが必要で、絵の具も色が混ざらないようにするには少々コツが必要です。写真は私がストローの先を切ったものですが、子供はここまで細かに切ることができないので子供がおおまかに切った後をお母様が手直ししても良いでしょう。

ストローの先に絵の具を付けて押すとこのような形になります。ストローを持ち上げながら回すと花火の線が出てきますのでぼてっとした線にはならず細い線になったと思います。もしかするとストロー自体を花のように開くことが不十分だったのかも知れません。

想像していたように仕上がらなかったようでアレンジを加え作品が完成したようです。思うような花火にならなかったとしてもイメージに近いものにどう寄せるかを考えることがその子の思考の鍛錬になります。

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