提案『植物を育てる効果』
子育てに於いて植物を育てるということは多くのメリットがあります。この取組みはかなり穏やかな心の成長を促すことができ、元気いっぱい過ぎるお子さんや少々動作に激しさがあるお子さんは是非とも植物を育てる、土に触れる経験をさせましょう。
植物を育てるメリットについてアナウンスしていきます。
1、心の落ち着きや穏やかさを育む
植物には人を穏やかにさせる力があることを実感しています。よちよち歩きをする頃から花の香りを嗅ぐ経験をさせることで植物への関心が芽生えてきます。特に男児はこの経験がないと花を愛でる、関心を抱くという感情が育ちにくい傾向があります。
2、世話をさせて手の動きや身体動作を学ぶ
土に触れ、ジョーロで水を与え、不要な葉や花を摘み取るなどの動作を学ぶことができます。成長する植物に喜びを感じ愛おしいと言う感情も芽生えるでしょう。
3、四季のサイクルを感じ学び取る
沖縄ではなかなか季節感を味わうことが難しいですよね。春先までコスモスが咲いたり、下手すると冬場に向日葵が咲いている光景も見たりします。そして直射日光の強い沖縄の夏は日陰に植えても育たない植物や年越しができないものもあります。それでも季節感を味わうためにお庭に春はパンジー、夏はペチュニア、秋にリンドウ、冬はシクラメンなどと植え替えを親子で楽しまれておられる方もいます。その場合四季を感じる機会を敢えて植物を植えることで教えておられます。
4、一定の役割を持たせる。
私の場合には一鉢だけ子供の担当植物を決めて世話をさせました。自分のものという感覚を持たせることで責任感が育ちます。水を掛け過ぎて根腐れをしても、水掛けるのを忘れてしまい枯れる直前でバケツの水に一晩浸けて救出したことさえあります。そこから学ぶことは「可哀想なことをした」という感情と確りと世話をしなければという責任感です。
5、好き嫌いを失くす
自分自身で育てた野菜や果物は子供は喜んで収穫し食べてくれます。時に食べない場合は親が先入観で食べられないよねという言葉を掛けている場合や世話を差ほどしていないかです。実際我が子もピーマンをこの方法で克服させ野菜や果物の好き嫌いは殆どありません。またトマトを育てたときに摘心をしない場合とする場合はどうなるかという実験もしました。小学校に上がると忙しくなるので是非幼児期までに経験をすると良いでしょう。
6、花を育てて生活に取り入れる
庭に咲いている花を摘んで一輪挿しの花瓶にそっと生けることは生活に彩を添えてくれます。食卓の上に、洗面台に、トイレに、時には空き瓶やお皿に花を浮かべてもいいでしょう。私はフラワーアレンジメントをさせていましたが、そんなに大掛かりなことをするよりもさり気ない一輪を挿すことのほうが子供も飽きずに繰り返すことができます。
7、植物や庭を通して言葉を覚える
経験値をあげるということが子供に良い影響を与えることはお分かりだと思いますが、実は人工的なものよりも自然界に存在するものの方が変化に富んで感じることが多いといいます。花や葉の色や形、つるつる・ざらざら・ちくちくなど触り心地、大きさや太さ、数、咲く枯れる・開くしぼむ・切る摘む毟るなど多くの動詞、植物の名前やその成長の仕方など言葉の刺激を多く獲得することができます。
植物を育てることは私達大人が考えている以上に良好な刺激を受けることができることを理解していただければと思います。
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