提案『博物館・科学館の薦め』

日本全国いろいろな特徴を持つ博物館や科学館があり、特定の分野に特化した展示物や研究が収められていることから男の子がいらっしゃるご家庭は、博物館や科学館に足を運ぶことは比較的多いかもしれません。特に夏休みは多くの企画展があり自由研究に取り入れることにより知ることや調べることの喜びを味わえるチャンスも増えることでしょう。何より展示物が視覚化されることで認知しやすくなる魅力が博物館や科学館には溢れています。

博物館や科学館を訪れる場合、子供が好きなもの興味のある展示物は親が声掛けをせずとも興味をもって見てくれますが、初めて目にするものや興味や関心の芽生えがまだない場合にはある程度の下準備が必要になります。展示物に関する絵本を読んでみたりおもちゃを導入したり、時には実験的なものをすると意識をしながら観ることができる可能性が大きくなります。しかし何の準備もなく行くと感性に引っかかることなく終わるかもしれません。

博物館や科学館に通うことの最大のメリットは興味や関心を持った事柄をぐっと掘り下げることができることです。知る喜びを体験できる機会に恵まれるといえるでしょう。

しかしこの傾向は男の子に多く関心が希薄気味の女の子に対しては、親御さんが意識を持ち働きかけを行う必要があります。別の言い方をするならば親は簡潔に説明できる知識をもって言葉で説明をしながら一緒に歩を進めていく必要があります。幼児期でも既に男女差が出てくるこのようなリテラシーの差を広げないようにすることが後々の学習にも関係します。

どうしても興味を示さない場合には博物館を身近に感じさせることから始める方法もあります。あるお母様は博物館の常設展示を繰り返しみせたり、催し物の告知を調べに行くことや売店を覗くということを地道に続けられた方もおりました。するといつも行きなれた場所に大きな展示が入るとその空間がガラリと変わり興味を示し恐竜展を堪能したそうです。どのようなアプローチをするかはお母様の腕の見せ所です。

博物館や科学館に行く年齢は4、5歳が適齢ではあると思いますが、ある特定の分野に特別な反応を示している場合には、2歳半からでも鑑賞は可能です。2歳半の発達では「これはなに?あれは?」など簡単な質問をします。よって関心ごとに関しては興味や知りたいという意識が強まるため知りたいというチャンスを逃さないことができるのです。しかし特段関心のない展示の場合には広い空間を走り回る可能性があるので迷惑にならないように配慮しましょう。

3、4歳になると自らの知識を説明したがる年齢になります。ただしその傾向が出てくるのはある程度の知識を深めることができた場合です。時間を掛けて知ることを楽しんできた子供に出て来る特徴ともいえます。知識を持って訪れた展示会は大きな成果を得られます。

博物館と一括りにしてもいろいろなものがあります。歴史・おもちゃ・乗り物・植物・民族衣装・人の進化・・・。私の好きな博物館は『江戸博物館』江戸時代の生活に心惹かれるからでしょうか。早く旅に出て全国の博物館や科学館を訪れたいものです。

Baby教室シオ

ほんものの学び。今必要な学び。乳児期から就学期までを総合プロデュースする沖縄初の乳児のためのベビー教室です。