絵本『のはらのひなまつり』

1980年出版の40年を経ている絵本です。子供が幼稚園で先生に読み聞かせをしてもらったからと本屋でせがまれて買ったもので、絵本を読んでは折り紙を折ってお内裏様を作ることを繰り返していました。雛祭りの取っ掛かり絵本としての位置付けがあるように感じます。

主人公のともこちゃんは猫のみーやと友達のゆうくんには知られないようにお雛様を作ろうとしていますが、作りかけ時に突然吹いてきた風に折り紙が飛ばされてしまいます。

取り戻そうと追い掛けた先にねずみたちがどこかへ向かって駆け出して行くのが見えます。ほのぼのとした気持ちで人間の世界から動物たちの世界へ誘われていく場面展開で物語りは更に進みます。

風に飛ばされた折り紙を拾ったねずみたちの心地良い歌声に導かれて向かった先には・・・

森の動物たちが集まって何かをしています。そこでともこちゃんが見たものは・・・

ここから先は絵本でお楽しみください。

この絵本を読んだ子供達は刺激を受けてお内裏様を紙で作ったり、森でのできごとを実践したくなるようでたんぽぽでお内裏様を作ってみようとしたがります。たんぽぽを探しに出かけることも絵本の体験に繋がり、たんぽぽを摘みながら想像を膨らませ動物たちの登場を待つ子もいるかもしれません。素敵な空想も育んでほしいと思います。


最後にこのねずみたちをどこかで見た子とはありませんか?14匹のねずみシリーズの作家岩村和朗さんが絵を描いておられます。そのシリーズを読んだことがあるのであればこの作品も無条件に楽しむことができ、もし一度も読んだことがなければこの作品を皮切りに季節毎にいろいろなことに挑戦する14匹のねずみシリーズを読んでみるのもよいでしょう。


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